貴ノ岩の“心の傷”主張 貴乃花親方「再入院」画策の裏事情

日刊ゲンダイDIGITAL / 2017年11月21日 9時26分

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暗躍する貴乃花親方の思惑は…(右は貴ノ岩)/(C)日刊ゲンダイ

「貴乃花親方(45)が貴ノ岩(27)の入院先を探していると聞きました。日馬富士(33)に殴られた際の傷の悪化? いや、それ自体は大したことなかったようですけど、殴られたことでメンタルがおかしくなった、ストレスがたまってノイローゼ気味だというのです。受け入れてくれる病院がないか、実際に探しているといいます」

 こう言うのは現在、大相撲九州場所が行われている福岡市内の病院関係者だ。

 横綱日馬富士による貴ノ岩への暴行事件。

 去る17日、危機管理委員会による調査で、相撲協会に提出された診断書に記載された骨折や髄液漏れはあくまでも「疑い」であり、事件との因果関係は不明と判明。実際に診断書を書いた医師が「相撲を取ることに支障はない。重傷であるかのように報道されて驚いた」と言ったことも分かった。相撲を取れるくらいだから、必ずしも重傷ではなかったことが露見したわけだ。

 そんな状況下で貴乃花親方は、5~9日に続いて、再び貴ノ岩を入院させようとしているらしい。外傷は大したことがなくても「心的外傷」が残っている。弟子が暴行によって受けた「心の傷」はまだ癒えていないということか。

■執行部への揺さぶり

 今回の騒動で明らかになった貴乃花親方の言動からは、ひとつの意図を感じざるを得ない。それは騒ぎを極力、大きくしたいということだ。

 巡業部長でありながら協会より先に鳥取県警に被害届を提出したのも、民事訴訟などの法的手段を検討しているのも、書いた医師が後に仰天することになる診断書を提出したのも、そして今回、弟子の再入院を検討しているらしいことも、それが目的だと考えれば納得がいく。

「騒ぎが大きくなればなるほど、相撲協会の現体制に与えるダメージも大きくなる。貴乃花親方はそれを狙っているのさ」と、さる親方がこう続ける。

「協会に提出された診断書が大げさだということが判明しただけに、外傷だけではない、暴行によって生じた心の傷も大きいと印象付けたいのではないか。精神的なダメージで入院中となれば、協会の聴取にも影響が出るかもしれない。精神的に不安定では聴取に応じづらいし、結果として口封じにもなるからね。貴乃花親方は2016年3月の理事長選で八角現理事長と、亡くなった北の湖前理事長の跡目を争って敗れた。次の選挙が来年3月に近づいた時期に起こった今回の騒動を利用、協会執行部を揺さぶろうとソロバンをはじいているんだろう」

 だとすれば、貴ノ岩は師匠の私利私欲に利用され、振り回されていることになる。ストレスでノイローゼ気味なのも、暴力事件の後遺症というより、再び病院に“軟禁”されそうだからではないか。

 19日の午前中、危機管理委員会は日馬富士の事情聴取を実施。鏡山危機管理部長によれば、暴力を振るった事実は認めたという。しかし、ビール瓶の使用なども含めて不透明な部分があり、引き続き調査を進めるという。

 なお、この日の打ち出し後、八角理事長は相撲協会を通じ、「多大なるご迷惑、ご心配をお掛けし深くおわび申し上げる。このような事態を引き起こしてしまい、痛恨の極み」とコメントした。


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