日本勢に衝撃…ショート斎藤慧の薬物違反に“見せしめ説”

日刊ゲンダイDIGITAL / 2018年2月14日 15時3分

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5日の公式練習に参加した斎藤慧選手(C)共同通信社

 現地のショックは大きい。

 平昌五輪スピードスケート・ショートトラック男子日本代表の斎藤慧(21)に禁止薬物の陽性反応が出た。スポーツ仲裁裁判所は暫定の選手資格停止処分にした。冬季五輪の日本勢では史上初の違反者だ。

 今回検出された物質は「アセタゾラミド」。高山病予防などの治療薬ということで、利尿作用がある。

 過去には筋肉増強剤の使用を隠す目的で使った者もいたという。

 斎藤は「この薬を使用するメリットも動機も私にはありません」と完全否定しているが、チームに迷惑をかけないよう処分を受け入れ、すでに選手村を退去した。

 それにしても日本選手の薬物違反が昨年から続出している。レスリング(大学生)、競泳(大学生)、自転車競技(社会人)の他に、今年に入るとカヌー選手(社会人)がライバル選手の飲料に禁止薬物を混入するという、信じられない事件も明るみに出た。

「だからではないか」と、ある競技団体の幹部がこういう。

「カヌーの忌まわしい事件が、ドーピングにおいては後進国である日本で起きたことにWADA(世界反ドーピング機関)も驚いたはずです。クリーンだった日本で近年、薬物汚染が急速に進んだのは、2020年に東京五輪を控えていることが大きい。WADAもIOC(国際オリンピック委員会)も、五輪期間中はもちろん、開催前にも日本で薬物違反者がゾロゾロ出ては困る。斎藤は1月29日の合宿中に受けた検査では陰性だったし、4人が出場するリレーの補欠。ここにきて禁止薬物を使うメリットは確かにない。本人が言うように、不可解な点もある。薬物違反者が増えてきた日本に対しWADAは、ドーピングへの意識を高めるために、斎藤をスケープゴートにしたのではないかと言う人さえいます」

 斎藤のドーピングの真偽はともかく、禁止薬物に手を染める日本選手は増えているのかもしれない。

 13日に行われたスピードスケート、ショートトラック男子5000メートルリレーの日本代表は予選落ち。5~8位決定戦に回った。

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