会長追放も…山根派vs再興する会“仁義なき戦い”は第2幕へ

日刊ゲンダイDIGITAL / 2018年8月10日 15時0分

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「辞任」を表明したドン山根明氏(C)日刊ゲンダイ

 8日に「辞任」を表明した日本ボクシング連盟のドン、山根明氏(78)だが、どの役職を辞任したのかが、いまだ不透明だ。9日、山根氏は報道各社の取材に対し「会長、理事とも辞任した」と語り、毎日新聞には「会長と理事の2つを辞めるのだから、連盟も退会するということ」と説明した。

 問題は「関西ボクシング連盟理事長」の肩書も捨てたのかどうか。8日の日本連盟の会見で、吉森照夫専務理事(73)は「私は関東連盟理事長なので、関西連盟のことにはタッチしていない」などと曖昧にしていただけに、「関西連盟の中での生き残りを図るだろう」という見方が根強い。そうなると結局、アマチュアボクシング界の山根支配は残されたままだが、「日本ボクシングを再興する会」の関係者はこう言う。

「山根氏が関西連盟に居座るようなことがあれば、助成金流用で刑事告発します。音声テープという証拠もありますからね。JOC(日本オリンピック委員会)の要請により、第三者委員会も立ち上がります。山根氏が刑事訴追されれば、連盟からの除名は避けられない。私たちは、山根氏を日本のボクシング界から永久追放するまで徹底的に戦います」

 とはいえ、一難去ってまた一難。ここへきて日本連盟内では、揃って理事を辞任するはずの山根一派の残党が暗躍しているというのだ。

「8日の会見で、吉森専務理事が『ほぼ全員の理事が辞意を表明している』と言いました。実際、署名押印した文書があるのですが、翌9日になって一部の理事がその文書を破り捨てたというのです。山根氏がいなくなっても、山根派の理事が日本連盟を牛耳るという意思表示なのか。私たちは連盟の体制刷新を求めていますから、それは受け入れられません。一方で、理事の中には良心的な人物もいます。彼らは理事全員に辞めるよう説得する、と言ってくれています」(前出の「再興する会」関係者)

 たとえ山根会長が永久追放されたとしても、山根派VS再興する会の戦いはまだまだ終わらない。日本ボクシング連盟のゴタゴタは当分続きそうだ。

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