そごう・西武とユニーに売却説…流通大再編がいよいよ始まる

日刊ゲンダイDIGITAL / 2018年10月12日 9時26分

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ドンキが再編の主役か(C)日刊ゲンダイ

 10日、流通再編にからむニュースが立て続けに流れた。ダイヤモンド・オンラインの「そごう・西武の売却説が急浮上」と、日経ビジネスオンラインの「ファミマ、ユニー全株をドンキに売却検討」だ。

 これに市場は反応した。ユニー・ファミリーマートHDの株価は一時、前日比970円高(プラス7.3%)と年初来高値を更新。ドンキホーテHDは前日比520円高(9.4%高)で引けた。

「ユニー・ファミマにとって、総合スーパーの切り離しは利益体質の強化につながります。買収する側のドンキは、ユニーの店舗をドンキに変えることで業績拡大が見込めます」(IMSアセットマネジメント代表の清水秀和氏)

 もっともユニー・ファミマは、「現時点で決定した事実はない」とコメントしている。

 一方、そごう・西武を傘下に置くセブン&アイHDの株価は低迷した。市場関係者は、「百貨店を売却しても、総合スーパーのイトーヨーカ堂を抱えたままでは苦戦が続く」と言う。

「同じ日に、2つの再編話が流れるとは驚きです。流通再編のマグマがたまっているということでしょう」(コンビニ関係者)

 今年7月、米ウォルマート傘下「西友」の売却話が駆け巡った。9月下旬には三越伊勢丹HDが「伊勢丹相模原店」など3店舗の閉鎖を発表。再編の足音は聞こえ始めていた。

「いよいよ流通大再編が始まろうとしています。米アマゾンや楽天といったネット通販や、ディスカウンターのドン・キホーテ、家具のニトリなどを巻き込んだ形で再編は進むと思います。最近、何かと話題のZOZOが実店舗に興味を示す可能性もあるでしょう」(前出の清水秀和氏)

 ここまでM&Aと無縁だった百貨店の老舗・高島屋が動くという流通関係者も出てきた。勢いのあるドラッグストアがスーパー買収に名乗りを上げるとの読みもある。

 思いも寄らない再編劇が幕を上げるかもしれない。

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