吉田輝星プロ表明も巨人は指名回避か 原新監督で不透明に

日刊ゲンダイDIGITAL / 2018年10月12日 9時26分

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記者会見を終え、ポーズをとる吉田輝星(C)共同通信社

 今夏の甲子園準優勝投手で金足農(秋田)の152キロ右腕・吉田輝星が10日、秋田市内の同校で会見に臨み、プロ志望を表明した。

 甲子園終了後に好きな球団を問われた際、「巨人が好き。行きたいです」と発言。この日もそれを聞かれたが、「プロの世界に入れるのであれば、チームは関係なく、どの球団に行っても努力していきたい」と12球団OKの姿勢を示した。

 当初は北東北大学リーグの八戸学院大(青森)に進学予定だったが、夏の甲子園の活躍などで心境が変化。国体終了後の今月4日、大学側に断りを入れたという。

 この日、正式にプロ志望届を提出したことで、各球団はドラフト戦略の再考を迫られることになる。注目されるのは、吉田に「好き」と“逆指名”された巨人の動向だ。

 巨人は9月末の段階で吉田を1位指名することで一本化。日刊ゲンダイの取材に鹿取GMも「そのつもりです」と認めていた。それが、ここにきて大阪桐蔭の根尾昂が最有力に浮上。「高橋由伸監督の今季限りでの辞任が発表された2日後のスカウト会議でひっくり返った。次期監督の原さんの意向でしょう」と、球界関係者がこう明かす。

「巨人は『将来的にエースになり得る先発投手』が補強ポイントだった。『巨人に行きたい』と言うジャイアンツ愛も球団にとっては高評価だった甲子園のスター吉田で、1位は一致していた。しかし、原さんはもうすぐ30歳になる坂本勇の後釜候補が必要だという考えなのです」

■球界を代表する4番打者の“お墨付き”

 くしくもこの日、その原辰徳氏(60)が新監督の正式要請を受け、受諾へ前向きな姿勢を示した。急な就任要請だけに、球団も原新監督の意見を尊重せざるを得ない状況。それでも「今年のドラフト1位だけは独断では決められません」と読売関係者がこう続ける。

「甲子園を春夏連覇している根尾も甲子園のスターではあるが、秋田の公立校を甲子園の決勝まで導き、一躍時の人となった吉田には、甲子園のヒーロー、知名度という点で及ばない。吉田の名前はそれほど野球に興味がない人の間にも浸透している。今の巨人が最も欲しい資質はこれなんです。その吉田がせっかくプロ志望を表明したというのに、もし指名を回避すれば、『巨人が好き』と言ってくれている人気者から逃げた、裏切ったというイメージがつく。球団のダメージは計り知れないと、吉田の1位回避を納得していない幹部もいる。根尾の1位については、まだ一本化されたわけではないのです」

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