ロイヤルホスト、鳥貴族…外食チェーン9月は明暗クッキリ

日刊ゲンダイDIGITAL / 2018年11月8日 9時26分

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勝ち組のキーワードは「家族そろって」(C)日刊ゲンダイ

 6日、総務省が発表した家計調査によると、9月の消費支出(2人以上世帯)は27万1273円だった。前年同月比は実質1.6%減、前月比では同4.5%減とガクンと落ちた。9月は台風や地震など自然災害の影響が大きかったという。天候不順で野菜などの生鮮食品は値上がりし、家計を直撃した。

「外食産業も売り上げをかなり落としています。台風で外出を控える人が増えた影響でしょう。家計調査でも一般外食(学校給食を除く)は前年同月比で1.7%減でした」(市場関係者)

 9月の外食チェーンの売り上げ状況を調べてみた。モスバーガーは15.1%減(既存店ベースの前年同月比=以下同)、鳥貴族は13.1%減と2ケタの落ち込みだった。丸亀製麺は7.8%減、串カツ田中は4.7%減、和民は4.5%減だ(別表参照)。

「居酒屋系が売り上げを大幅に落としています。台風の影響は無視できないとしても、サラリーマンの節約志向が強まっている証拠でしょう」(IMSアセットマネジメント代表の清水秀和氏)

 一方、ファミレスや回転寿司は好調組が目立つ。ロイヤルホストは7.8%増、くら寿司は2.5%増、ガスト(バーミヤンなどを含む、すかいらーくグループ)は2.2%増だ。

「キーワードは“家族そろって”かもしれません。小さな子供から、おじいちゃん、おばあちゃんまで楽しめる外食店に人が集まっているようです。家計の支出を抑えるため外食の回数は減っています。たまの外食は家族みんなで……ということでしょう」(清水秀和氏)

 10月に入り、盛り返してきたチェーンもあるが、モスや丸亀製麺はマイナス圏に沈んだままだ。来年10月に予定される消費増税を前に節約志向は高まりつつある。外食チェーンは正念場だ。


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