「全試合フルイニング」抱負も 巨人・炭谷に2つの懸念材料

日刊ゲンダイDIGITAL / 2019年1月12日 12時10分

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自主トレを公開した炭谷(C)共同通信社

 今もネット上では「本当に必要なの?」と疑問の声が上がっている。

 西武から巨人にFA移籍した炭谷銀仁朗(31)が11日、千葉県内で自主トレを公開。「全試合フルイニング出場したい」と抱負を語ったが、ファンの目はシビアである。

 プロ13年の通算打率は.212。原監督がやたらとその貧打をやり玉に挙げる昨年までの正捕手格、小林誠司(29)の.215よりさらに低い。小林には「3年連続セ盗塁阻止率1位」の強肩という絶対的武器があり、「炭谷不要」「小林で十分だろ」という意見が少なくないのだ。

「人的補償で生え抜きの看板選手だった内海が西武に流出したこともあって、ますます炭谷への風当たりが強くなっている印象。配球とキャッチングに定評があるものの、非力な打撃と衰えの目立つ肩はいかんともしがたい。凡打や盗塁を許すたび、ファンからブーイングが出ないか心配です」(巨人関係者)

 周囲の懸念はもうひとつある。炭谷は2017年12月に労組日本プロ野球選手会の第9代会長に就任。2期目を迎える今年も続投することが決まっている。巨人選手の会長は初代の中畑清、2代目の原辰徳に続き3人目だが、創成期だった両氏の頃とは時代が違う。

 選手会と経営者側との対立は、そのほとんどがイコール巨人との対立という側面がある。04年の球界再編騒動しかり、東日本大震災による11年の開幕延期問題しかり。最近では一昨年の山口俊の飲酒暴行事件で、選手会は巨人が科した罰金などのペナルティーが不当労働行為だとして都労委に訴えている。選手会は昨年12月の定期大会で、国際大会に出場する選手の負担軽減と補償を球団側に求めることを最重要課題にすると決議したが、WBCの日本ラウンドの主催は読売新聞だ。

「炭谷としては、いろいろ難しい立場に立たされることがあるかもしれない」(球界関係者)

 苦労の多い巨人ライフとなりそうだ。

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