“脱落合”と評判 与田指揮下で激変する中日キャンプの中身

日刊ゲンダイDIGITAL / 2019年2月12日 12時1分

写真

明るく開放的になったと評判(C)日刊ゲンダイ

 今季から指揮を執る中日・与田剛監督(53)の評判がいい。

 例えば11日、松坂大輔(38)の右肩違和感によるノースロー調整がファンに右腕を引かれた影響ということが明らかになると、「防止策を考えないと。だからといってファンと接触禁止というのもできない」とコメント。明らかにファンサービスを念頭に置いた発言だし、報道陣にはリップサービスもする。

 去る4日には右ふくらはぎ肉離れで二軍調整が続くドラフト1位ルーキーの根尾昂(18)の早期一軍合流を示唆した。球団内には、「根尾は(一軍に)上がるの? 第2クール中? 何でオレが知らないのにマスコミが知っているの(笑い)。与田監督ってすごくしゃべる人なんだね。全くしゃべらない人もダメだけど、しゃべり過ぎるのも良くない。本人も焦るだろうし、それでケガが悪化したら意味がない」という声もあるにはあったが、シーズン中の機密事項ならともかく、この時期のリップサービスは悪いことじゃない。

 これまでの中日は、どちらかといえば閉鎖的だった。中でも04~11年の落合博満監督時代はサイン会にも消極的で、監督自ら「勝つことが最大のファンサービス」と公言。それはそうだが、ペナントレースを最優先させるためか、日本代表への選手派遣を拒んだ際には批判の声も上がった。

 首脳陣と選手との関係も変わった。小笠原孝二軍投手コーチはこう話す。

「(選手とは)これまでよりもたくさん話すようになりました。例えば、トレーニングメニューでも、やる目的と理由と結果を、今年からより丁寧に説明するようにしましたね」

■16年ぶりに門限復活

 首脳陣の間では、選手と小まめにコミュニケーションを取って距離を縮める方針が統一されているという。

 チーム内が明るく、開放的になっただけではもちろんない。落合監督時代に廃止された門限が16年ぶりに復活。この春季キャンプから23時に設定され、練習も従来より30分早い朝9時半に開始。練習後の夕食は18時から18時半に取るのがルールになった。規則正しい生活を送るためだ。

 4年目の小笠原慎之介(21)はこう話す。

「軽食の種類も増えたし、おにぎりも結構量がある。米が好きじゃない人用にパンがあったり。高タンパク低脂質の鶏肉も増えた。以前は魚が出たり出なかったりしたけど、今は毎日ある。食材は一緒でも料理が違うので飽きない。僕は太りやすいから気にしないといけないので、夜は米が食べたいけど玄米にしたり、朝飯も白米と玄米があるけど、玄米を選ぶ。そうやって自分で考えて取るようにしています」

 昼夜とも食事は栄養士が監修。食事場所には1カ月分の献立表が張ってあるそうだ。

日刊ゲンダイDIGITAL

トピックスRSS

ランキング