交流戦首位キープの立役者に ソフトB甲斐“打撃覚醒”の秘密

日刊ゲンダイDIGITAL / 2019年6月19日 12時0分

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「すべて変えた」(C)共同通信社

 8勝3敗2分けで交流戦首位に立つソフトバンク。ここまで12球団トップの防御率(2.88)をマークするなど、好調の要因は投手陣にありそうだ。それとは対照的に、野手は故障者続出。強打を誇った打線も、交流戦では打率.231(10位)とおとなしい。

 そんな中で気を吐いているのが甲斐拓也(26)だ。昨季は持ち前の強肩で日本シリーズ新記録となる6連続盗塁阻止をマークし、「甲斐キャノン」が注目された。一方で打撃は低空飛行。昨季は打率.213、37打点、7本塁打だった。それが今季すでに昨季に並ぶ7本塁打を放っている。

 18日のヤクルト戦では4打数2安打。甲斐本人は「本塁打の数字は意識していない。僕は塁に出るのが仕事なので」と無関心を装うが、課題だったバッティングの見直しに着手したという。

「このオフからすべて変えてきた。大きく変えたのは、タイミングの取り方とボールの見方ですね。いろいろ考えながら、左足を少し(前に出して)オープンに開くことで、球の見方を変えました」

 ボールの見方を変えたことが選球眼の向上につながり、四球はすでに昨季の26個に迫る25個。関川打撃コーチもこう評価する。

「狙い方とか目付けの位置が良くなって、ボールの見極めもできるようになったのが大きいね。前は早めに追い込まれて三振ということも多かったけど、今年は2ストライクに追い込まれてからも見極めて四球を選べるようになった。今までは体を大きく使いすぎてしまうところがあって、それをコンパクトに振っていくことで、(ボールを)引き寄せて打てるようになっている。もともとパワーがあるし、タイミングさえ合えば遠くへ飛ばせると思います」

 左膝裏の肉離れで離脱している柳田は今月末には実戦復帰する予定。甲斐が「打てる捕手」になればソフト打線は厚みが増すのだが……。

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