ほぼ「絶対君主」吉本興業・岡本昭彦社長のコワモテ評判

日刊ゲンダイDIGITAL / 2019年7月22日 13時7分

写真

吉本興業の岡本昭彦社長(左)と大崎洋会長(C)日刊ゲンダイ

「おまえら、テープ回してないやろな」

 特殊詐欺グループとの闇営業を行った一連の問題で、契約解消処分となった雨上がり決死隊の宮迫博之(49)と、謹慎中のロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)が20日に行った謝罪“暴露”会見。吉本興業の岡本昭彦社長(53)は「弁護士、社員すべて外に出ろ」と言い、宮迫と田村らにそう言い放ったという。謝罪会見を開きたいとの要望を退け、田村が「辞めてでも、僕一人ででも」と食い下がると、こうだ。

「やってええけど、ほんなら全員連帯責任でクビにするからな。それでもええんやったら、記者会見やれ。俺にはおまえら全員クビにする力がある」

 最もタレントを守るべき立場にありながら、圧力をかけ、脅しまがいの言動を繰り返す。宮迫、田村の暴露を受け、批判が高まると、さすがにまずいと思ったのか松本人志出演のフジ「ワイドナショー」にVTR出演、「昨日のような会見をタレントにさせたことを心苦しく思っており」などと釈明したが、世間にはとても言葉通りには受け取られていないだろう。

 宮迫らの会見についても、批判が収まらないのを見て「させてやる」と認めた後も「期日はこちらで決定する。それはこっちの権限だ」とし、宮迫らが弁護士を立てれば書面で「引退会見」もしくは「契約解除」の二者択一を迫る。さらに、「こちらで考えているQ&Aを練習してもらいます」と関係者を通じて要求していたというのである。

 タレントには人権も自由も発言権も一切関係なし、逆らえば潰すぞ、と高圧的に支配しようとする姿はさながらブラック企業のワンマン社長、いや、ヤクザ顔負けの恫喝ではないか。闇営業問題も「放っておけば、世間は忘れる」「こちらから事を荒立てるな」という思惑も透けて見え、会社ぐるみでの隠蔽工作を図ったといわれても仕方ないだろう。

 岡本社長は天理大出身。学生時代はアメフト部に所属していたそうで、吉本には91年に入社。ダウンタウンのマネジャーを務め、フジテレビ系「人志松本のすべらない話」など数々の人気番組でプロデューサーを務めた。今田耕司、東野幸治らも担当し、吉本きっての敏腕マネジャーであることは誰しもが認めるところだ。大崎洋会長と二人三脚でスポーツ部門の拡大や47都道府県「住みます芸人」プロジェクトなどに力を入れ、吉本興業ホールディングス株式会社の代表取締役社長にまで上りつめた。

 宮迫とロンブー亮の会見では更に岡本社長が「(吉本は)在京キー局5社、在阪キー局5社が株主だから大丈夫だ」と発言したという。この言葉の意味するところは、テレビ局も吉本には文句が言えないし、吉本の意向には逆らえないという思い上がりだろう。

■22日14時から記者会見

「吉本が巨大企業となり、政界、とくに与党とのパイプを持ち、テレビ各局への影響力を誇示するようなところもある。22日の会見はアタマの上がらない松本人志から突き上げがあってのものだが、それらがなければ、知らぬ存ぜぬで通した可能性が高い。大崎会長とダウンタウン以外は誰も直接ものも言えない絶対君主に近い」(吉本関係者)

 6000人の芸人の頂点に君臨する岡本社長は会見でどう弁明するのか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング