“悪党”がゾロゾロ…安倍首相「桜を見る会」の怪しすぎる招待客選定プロセス

日刊ゲンダイDIGITAL / 2019年11月14日 9時26分

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全然「適正」じゃない招待客選定プロセスの「安倍首相主催の桜を見る会」/(C)日刊ゲンダイ

 安倍首相の後援会関係者850人を招き、タダで飲み食いをさせていたことが判明し、大問題となっている「桜を見る会」。税金を使った公式行事に有権者を招き、接待していたのだから、ほとんど“買収”みたいなものだ。なのに、安倍政権は招待客選定について「適正だった」と強弁しているのだから、度しがたい。「桜を見る会」には、「適正」どころか、怪しい人物が大挙していた。

 12日の衆院地方創生特別委員会。内閣府官房長は招待客の選定基準について、内閣府と内閣官房が各省庁の意見を踏まえて決定しているとし、「選定プロセスは適正だ」と言い張った。招待客の基準は、〈各界において功績・功労のあった方々〉と規定されているが、今年、招かれた安倍首相の後援会関係者850人全員に、いったいどんな「功績・功労」があるのか、説明はされないままだ。

 そもそも「桜を見る会」には、「功績ある人」どころか、“悪党”がゾロゾロと呼ばれているのが実態だ。「適正」とは思えない招待客について別表にまとめた。

■「ジャパンライフ」元会長の元に招待状

 日刊ゲンダイは昨年末、磁気治療器の預託商法を展開し、2017年末に倒産した「ジャパンライフ」の山口隆祥元会長が桜を見る会に招待されていたことを報じた。同社の宣伝チラシには、〈安倍晋三内閣総理大臣から山口会長に「桜を見る会」のご招待状が届きました〉と記されており、招待状には〈平成二十七年三月〉と印字してある。

 ジャパンライフを巡っては、多額の預託金が返還されず多くの被害者を出し、社会問題化。警視庁などが特定商取引法違反で捜査中だ。80年代には、同社による「マルチ商法」被害が拡大し、国会で「ジャパンライフ問題」の集中審議が行われたほど。山口氏は“札付き”というわけだ。

招待客の基準など、あってないようなもの

 さらに、独自開発の仮想通貨を商材に連鎖販売取引を展開し、17年10月に消費者庁から3カ月間の業務停止命令を受けた「48(よつば)ホールディングス(HD)」の幹部が、桜を見る会で安倍首相や菅官房長官と一緒に写る写真がネットに出回っている。また、共産党女性議員の不倫デマを拡散した「政治知新」なるニュースサイトの運営者も、日刊ゲンダイの取材に、過去、桜を見る会に招待されていたことを認めていた。

 12日開催された野党追及チームでは驚くべき指摘が飛び出した。「キャバクラ嬢と自称する女性も出席」「反社会的勢力の関係者が参加したとの情報もある」というのだ。

「桜を見る会で手渡される記念品などがネットオークションで出回っているほどですから、自民党議員の事務所から招待状を受け取った後援会関係者は、軽い気持ちで飲み屋の女性などに手渡してしまっているのではないか。招待客の基準など、あってないようなものです」(永田町関係者)

 桜を見る会の18年度の開催費用は、予算の3倍の5200万円にも上る。菅義偉官房長官は13日の記者会見で、来年度の「桜を見る会」を中止すると発表したが、“有象無象”が集まる「花見会」など中止で当然だ。

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