美馬がロッテ決断 巨人FA争奪戦初敗北の屈辱で問われる補強姿勢

日刊ゲンダイDIGITAL / 2019年11月16日 12時0分

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巨人に断りを入れた美馬(C)日刊ゲンダイ

 楽天からFA宣言した美馬学(33)がロッテ入りを決断した。

 巨人の大塚淳弘球団副代表(60)は15日、都内で美馬と会い、5度目の対面で断りの意思を伝えられたと明かした。「10時ごろに本人から電話があって夕方に会いたいと。そこで伝えられました」と肩を落とした。

 美馬は在京球団への移籍を希望。巨人は投手が補強ポイントで在京球団で移動の負担が少ないことなどをアピールし、破格の条件も用意した。他にヤクルト、宣言残留を認めていた楽天を含めた4球団の争いであったが、選ばれたのはロッテだった。

 巨人にとっては痛恨の敗北である。球団が獲得を表明したFA戦線で、国内の球団に敗れるのは初の屈辱。ロッテの3年総額5億円超という条件は巨人とほぼ差はなく、13日には宮崎キャンプから帰京した原辰徳監督(61)が4度目の交渉に直接出馬。美馬に向かって「一緒にやろう」と口説いたばかりだっただけに、関係者のショックは大きいものがある。

■取ってダメなら即二軍

 まさに因果応報である。

 FA入団組では、丸、山口が中心選手として5年ぶりのリーグ優勝に貢献したものの、野上、森福は二軍の肥やしとなり、森福は今季限りで戦力外。現在、中継ぎとして侍ジャパンに招集されている大竹にしても、ここ数年はほぼ二軍。昨年はわずか2試合の登板に終わるなど、不遇をかこった。

「巨人の補強は『とりあえず選手層を厚くする』というものが多い。FA選手に大金を積んで三顧の礼で迎えても、少しダメなら即二軍。大金をドブに捨てても結構、というスタンスでしょう。巨人のそういう補強の姿勢が、他球団の選手に敬遠され始めたのです」(球界関係者)

 昨オフは丸の獲得でロッテとの争奪戦を制したが、今回は原監督が出馬したレースでまさかの赤っ恥。大塚副代表は「外国人、トレードの調査をしないと」と懲りずに補強の可能性を模索するとした。巨人を蹴った美馬の選択は大正解といえそうだ。

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