ジャクソン大麻逮捕の波紋…外国人“身体検査”要厳重で補強に二の足

日刊ゲンダイDIGITAL / 2020年7月11日 11時30分

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勝ちパターンの一角だったのに…(C)日刊ゲンダイ

 球界に激震が走った。

 10日、ロッテの新外国人ジャクソン(32)が大麻取締法違反の容疑で逮捕された。現役助っ人の大麻所持、逮捕は1988年の近鉄・デービス以来となる。

 ジャクソンは7日、広島県警による千葉市内の自宅捜査で、所持していた大麻リキッド(大麻を液状に加工したもの)を押収された。その翌日の8日に球団に契約解除を申し出て、9日に受理。このスピード解雇も逮捕となれば納得だ。

 ジャクソンは中継ぎとして今季7試合で投げ、1セーブ、3ホールド、防御率3・86。勝ちパターンの一角を担っていただけに、ロッテのダメージは大きい。

 他球団も他人事ではない。今季は新型コロナで開幕が遅れた影響もあって、補強期間は例年の7月31日から9月30日に延長されていた。各球団ともにリストアップしていた外国人選手もいただろうが、ジャクソンが大麻所持となれば身体検査は普段以上に厳重に行わなければいけない。その時間があるかどうか。

「ただでさえ、外国人選手を獲得する際は性格や素行、日本に適応できるかどうかなどを年単位で調査し、見極める。薬物チェックもするが、逮捕者が出たとなれば、その検査も普段以上に入念に行わなくてはいけない。外国にいる選手に、そこまで綿密な調査ができるかどうか。仮にできたとしても、9月30日までに間に合うとは思えない」

 とは、ある球団の編成担当だ。

 ジャクソンは2016年から18年まで広島に在籍。昨季1年間は大リーグ・ブルワーズに所属し、今季からロッテで日本球界復帰を果たした。そんなジャクソンを捜査、逮捕したのは広島県警だ。つまり、広島在籍時から警察にマークされていたのではないか。

「直近では巨人が楽天のウィーラーをトレードで獲得したが、今後は国内球団であぶれている助っ人にも手が出しにくくなる。ロッテは松本球団本部長が『調査が甘かった』と謝罪したが、むしろ被害者。こうなると、補強手段は日本人同士のトレードしかないものの、これまでのような小粒の選手交換では戦力強化にならない。くすぶっているベテランあたりをトレードの駒にする球団も出てくるでしょう」(前出の編成担当)

 ジャクソンの起こした波紋は決して小さくない。

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