長谷川博己も沈黙…撮影再開「麒麟がくる」の現場はまるで“お通夜”

日刊ゲンダイDIGITAL / 2020年8月2日 9時26分

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長谷川博己(C)日刊ゲンダイ

 新型コロナウイルスの影響で中断していたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」が8月30日から放送再開される。低迷しつつあった視聴率回復に向けて気合を入れなければならないはずの現場だが、一向にテンションが上がる気配はなく、「お通夜みたいな雰囲気」と語るスタッフもいる。

 元凶となっているのが、全出演者に配布された“コロナ感染防止マニュアル”。スタッフのフェースガード着用から、「役者同士の距離は2メートルを守る」「2メートル以内の演技は時間を制限する」といった細かい決め事が書かれている。

 マニュアルによって、撮影中断まで役者やスタッフの交流の場所になっていたスタジオ前の待機場所(通称・前室)も立ち寄りが制限されている。コミュニケーションが遮断された異様な光景はメークルームも同様で、役者同士やスタッフとのやりとりが最低限に制約されているという。

「前室もメーク室もスタッフや役者同士が和気あいあいと、仕事とは直接関係ない近況報告や雑談をしながら、少しずつモチベーションを高めていく貴重な場でした。コロナの影響でおにぎりやおまんじゅう、お団子といった差し入れの類いも完全に姿を消しました。部屋にはどんよりとした空気が漂い、黙々と作業が進められています」(芸能関係者)

■気合十分の発声に“待った”

 これではチームワークや団結力も薄れてしまう。この窮屈な状況に最も心を痛めているのが座長の長谷川博己(43)だ。最近は前室のソファの片隅にひとりでポツンと座り、何か考え事をしているような姿が見かけられている。ドラマを成功させようとスタッフたちと積極的に食事をしたり、うれしそうに差し入れをしていた頃の長谷川とは別人のように変わり果ててしまったという。

「長谷川は久々の時代劇ということで、時代劇特有の発声練習を重ねてきました。ところが再開後の撮影現場では気合十分の長谷川の発声に演出家から『もう少し声を抑えていただけると……』と注文が入ることもあるそうです。マニュアルのせいで役者同士の距離感も難しく、何度も撮り直しが出ているとも聞いています。長谷川は非常に苦しい立場に置かれています」(前出の芸能関係者)

 しかも、現場でコロナの感染者が出たら、局の判断で「麒麟がくる」は即打ち切りになるといわれている。長谷川にはその重圧も重くのしかかっているはずだ。

 クランクイン直前まで長谷川は「『麒麟がくる』を全出演者と長谷川博己の代表作にしたい」と漏らしていた。そんな長谷川の熱い思いがコロナ禍にかき消されてしまうことがないよう祈りたい。

(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)


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