小池知事が生みの親「都民ファースト」は次期都議選で全滅か【小池知事「伏魔殿都政」を嗤う】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2020年10月30日 9時26分

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蜜月時代もあったが…(C)日刊ゲンダイ

【小池知事「伏魔殿都政」を嗤う】#7

「やってます感」の演出に余念のない小池知事をしっかり支えているのが、都議会与党である。

 3年前の都議選で圧勝した「都民ファーストの会」(都F)を軸に、ちゃっかり公明党が相乗り。小池都政の基盤は磐石のように見える。加えて、今年7月の都知事選では都議会自民党が実質的に小池支持に回った。小池知事が自民党にすり寄ったのだが、市場移転問題で舌鋒鋭く小池知事を攻め立てていた山﨑一輝都議は幹事長に就任した途端、手のひらを返すように小池知事との協調路線を公言した。

 もはや小池都政2期目に死角なし――と思ったら大きな間違いである。知事自身が立ち上げた都Fがダッチロール状態に突入しているからだ。

 もともと、都Fは急ごしらえの寄せ集め軍団だ。小池知事の人気に便乗して都議の地位をゲットした素人集団と、都議選で生き残るために恥も外聞もなく鞍替えを図った旧民主党系などの職業政治家たち。問題なのは主に前者の方々である。

■「必殺ハシゴ外し」に都F議員の大半は戦々恐々

 小池人気に乗じて都議になったものの、頼みの親分が「都F+公明党」から「自民党+公明党」にシフト・チェンジしてしまい、もはや都Fは眼中にない。来年7月の都議選まで残り9カ月。小池人気で当選した彼らが自力で再選を果たすことは難しいと言わざるを得ない。小池知事の十八番「必殺ハシゴ外し」に、都F議員の大半は戦々恐々とした毎日を送っているのである。

 この構図には既視感を覚えてしまう。市場移転反対派に対する小池知事の対応と全く同じなのだ。あの時も「大丈夫、築地は守るから」との甘言に踊らされた挙げ句、状況が変った途端、反対していた業界関係者はいとも簡単に切り捨てられた。

 来年の都議選を通じて、改めて小池知事の本性が暴かれることになるだろう。 =つづく

(澤章/東京都環境公社前理事長)

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