正気か? 菅首相“ゴニョゴニョ会見”で「国民皆保険見直し」示唆の真意

日刊ゲンダイDIGITAL / 2021年1月14日 14時40分

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またボー読みの会見最後の質問で(菅首相=13日)/(C)JMPA

「医療法について今のままで結果的にいいのかどうか。国民皆保険、多くの皆さんが診察を受けられる今の仕組みを続けていく中で、まあ、今回のコロナがあって。まあ、そうしたことも含めて、もう一度、検証していく必要があると思う」

■自分が何を語ってるのか分からない状態

 この人物は正気なのか。13日の会見での菅首相の「とんでも発言」に、わが耳を疑った向きも多いだろう。日本が世界に誇る国民皆保険制度の「見直し」を、菅首相があやふやながらも示唆したようにも聞こえるからだ。

 驚きの発言が飛び出したのは「次の日程」を理由に、たった約40分で打ち切った会見の最後の質問の場面だ。ジャーナリストの神保哲生氏に①医療崩壊を防ぐため、病院任せの対応を変える医療法改正②医療従事者に負担を強いる「指定感染症2類相当」からコロナを外す感染症法改正――2つの法律を改める気があるのかと問われると、菅首相はゴニョゴニョと不明瞭な答えを続けた揚げ句、冒頭の衝撃発言に至ったのだ。

 想定外の質問だったのか、菅首相は机上に用意された“模範解答例”に目を落とさなかった。「自分の言葉」で答えたつもりが、波紋を広げる真意不明な発言が出てくるとは……。いつもの言い間違いや言葉足らずの域を超え、もはや自身が何を語っているのかも分からない状態なのだろう。対話すら困難なレベルだ。

 13日の会見には抽選に当たった日刊ゲンダイ記者も参加。いくら菅首相が国民に協力を呼びかけても、のんびり口調は緊迫感ゼロ。質問を打ち切った後、日刊ゲンダイ記者はなお挙手を続け、「総理! あと、もうちょっと」と呼びかけたが、菅首相は微動だにせず、目もくれない。まるで血が通っていない様子で、人型ロボット「ペッパー君」の方がよっぽど「熱さ」を感じるほどだ。

 毎度おなじみの「次の日程」も新型コロナ対策推進室長らと50分ほどの会議を終えると、菅首相は午後8時35分にはサッサと宿舎に帰ってしまった。国民への説明を軽視すれば聞く耳を持たない人々をますます増やすだけである。

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