1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

眞子さまが「小室圭さんの夫人」になる天皇家はこれからどうなるのか【皇室のトリビア】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2021年9月26日 9時26分

写真

佳子さま(右)も眞子さまと同じ選択をしないとは限らない(C)共同通信社

【皇室のトリビア】#34

 眞子さまが、来月の10月にも婚姻届を出し、皇室を離脱する。「小室圭さんの夫人」という一般の女性になるわけだ。これで「小室さんが皇族になる」といったデマも打ち消され、「女性宮家」や「女性天皇」を潰そうとしてきた守旧派も反対する理由がなくなった。「女性宮家」創設の議論も加速するだろうから、宮内庁関係者も安堵していると思えば、そうでもないらしい。

 安倍晋三前総理がいる限り、自民党政権が「女系天皇」を認める可能性は極めて少ないといわれる。現に自民党の総裁選では、子飼いの高市早苗候補に「女系天皇に反対」「男系男子の維持」「旧皇族の皇籍復帰を希望」などと言わせている。そのため、河野太郎候補は、党内右派の反発を恐れ、持論の「女系天皇」を封印せざるを得ない状況だ。

 こうなると、「女性宮家」の議論はどこまで進むか予断を許さないが、仮に現在の男系男子の継承をそのままにして「女性宮家」を認めたとすればどうなるか。いずれ秋篠宮家の長男・悠仁さまが天皇になり、愛子さまが女性皇族として天皇を支えることになるのだろうが、もし悠仁さまに男子が生まれなければ、愛子さまに男子が生まれても、皇統はそこで絶えることになる。

 では、どうするのか。守旧派が言うように、600年前の室町時代に分かれた11の旧宮家を復活させるしかないだろう。あるいは旧宮家の男子を養子縁組で皇族にするという案もある。

 戦前は養子縁組を認めなかった。それを、旧宮家に限ってという条件付きで認めるのだそうだ。たとえば、愛子さまと旧宮家の男子の養子縁組なら、その子供が天皇になっても“皇統”は守られるという理屈である。愛子さまのお気持ちは別としても、「男子が誕生すれば問題は一挙に解決するではないか」と守旧派は言うが、果たしてそんなにうまくいくだろうか。

■「男系男子」維持が非常に難しい家系図

 ヒントは歴代天皇の家系図だ。明治天皇の父である孝明天皇の子供は6人だが、早世した子を除けば男子は明治天皇だけだった。明治天皇は15人の子供(生母は5人)に恵まれたが、女子10人に対して男子は5人。それも男子は大正天皇以外すべて早世している。大正天皇は昭和天皇を含めて4人の男子に恵まれたが、皇位を継承した昭和天皇は7人の子供のうち5人は女子。さらに昭和天皇のご兄弟は孫の代で男子が絶えている。

 こうしてみると、歴代の天皇家は、男子よりも女子の方が生まれる可能性が高い。もしもこれが一夫一婦制だったらとっくの昔に皇位継承は絶えていただろう。だからこそ、明治時代まで正妻以外の女性から生まれた男子にも皇位継承を認め、11の宮家を藩屏として皇位が絶えないように配慮してきたのだ。

 側室を持たなくなったのは大正天皇からである。さいわい大正天皇と貞明皇后の間に4人の男子が誕生して皇室は安定したが、それも一時のことで、100年もしないうちに危機に見舞われている。皇室典範の第1条にある〈皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する〉は、一夫一婦制の下では無理なのだ。

 たとえ悠仁さまに男子が生まれても、いずれ男子に恵まれない可能性もある。他に皇位継承する宮家がいないとなれば、やはり旧宮家を復活させるしかないだろうが、そのとき国民は本当に天皇を敬愛してくれるだろうか。

 眞子さまの結婚は、一時金など皇室とのしがらみを断ち切れば、内親王でも皇室を飛び出すことができる前例を示したようなものだ。佳子さまだって同じ選択をしないとは限らないだろう。天皇家は縮小する一方である。今後、宮内庁は皇位継承という難しいかじ取りを迫られるに違いない。 =つづく

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング