1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

花巻東の怪物1年生・佐々木麟太郎 規格外の活躍が突きつける高校野球の旧態依然な指導体制

日刊ゲンダイDIGITAL / 2021年11月24日 15時10分

写真

ド派手な全国デビューの花巻東・佐々木麟太郎(C)日刊ゲンダイ

 これが本当に16歳なのか。

■明治神宮大会2本目の49号

 花巻東(岩手)の「怪物1年生」佐々木麟太郎が、23日の明治神宮大会準決勝でも大暴れ。敗れたものの、広陵(広島)相手に今大会2発目となる高校通算49号スリーランを放つなど、4打数3安打5打点の活躍を見せた。

 佐々木は花巻東の佐々木洋監督(46)の長男。佐々木監督といえば、同校で大谷翔平(エンゼルス)や菊池雄星(マリナーズからFA)を育てた人物として知られている。そして今回は長男だ。花巻東で指揮を執るようになってからの20年間で3人、しかも東北から「怪物」を生み出せたのはなぜか。

 佐々木監督は今月18日付の朝日新聞朝刊で、こう言っている。

「なぜ最近東北からすごい選手が出るようになったのか、と尋ねられます。以前もすごい才能の選手はいたと答えます。指導や練習方法が原因で開花させられなかったと考えているからです」

「指導によってすごい選手を生み出すことは難しいが、だめにしてしまうのはたやすい。野球の世界は伝統と経験がものをいいます」

「裏を返せば、それまでは多くの才能が指導によってつぶされてきた、と言える。指導とは想像以上に『こうしたもんだ』という常識に支配されており、その常識はロジックや合理性を伴わないことが多いと感じています」

 そして「いまの指導者はもしかすると画一的な『システム』に子供たちをあてはめすぎているように感じます。(中略)指導者は各選手に合わせた練習やアドバイスをしなければなりません」とも。

 北海道の駒大苫小牧が夏の甲子園を連覇したのは2004、05年。ブルドーザーで除雪して冬場でもグラウンドを使用し、田中(現楽天)という怪物も育った。当時、同校の香田監督に除雪などのアドバイスをした興南(沖縄)の我喜屋監督は日刊ゲンダイの取材に、「指導者も(敗因を)雪のせいにして甘えていた」と話していた。

 指導法が変わらない限り、素質を開花できずに潰される選手は後を絶たない。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング