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離乳期の子どもが野菜を食べるようになるトリック 英リーズ大研究グループが明らかに

GIGAMEN / 2014年12月4日 10時30分

英リーズ大学のヘザーリントン教授らの研究グループは、離乳期の子どもの母乳(ミルク)やおかゆ(米)に少量の野菜ピューレを加えると、その後の野菜摂取量が増えるとする研究成果を発表しました。

教授らは、研究成果について、フランスの慣習からヒントを得たと説明しました。同国には、ミルクに野菜の煮汁を加え、離乳したばかりの幼児が野菜を食べられるように工夫する慣習が存在するとのこと。

研究グループは、36組の親子(子どもは、離乳開始の目安とされる、生後6カ月以上)をAとBの2組に分け、実験を行いました。

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教授「妊産婦がさまざまな野菜を摂ることも重要」

Aの親は、普通のミルクを12日間、普通のおかゆを12日間、子に与え続けました。一方、Bの親はピューレ入りのミルクを12日間、ピューレ入りのおかゆを12日間与え続けました。

ピューレの材料はニンジン、サヤインゲン、ホウレンソウ、ブロッコリーなど。その後、AとBの2グループにピューレを11日間与えると、摂取量に違いがみられ、ピューレに慣れたBの子どもは野菜を進んで食べるようになりました。

子どもに野菜ピューレを用意するのは手間がかかるとはいえ、将来の好き嫌いを考えれば、トライする価値は大いにありそうです。研究グループは、妊産婦の食習慣と母乳は密接な関係があり、母親がさまざまな野菜を摂り、健康な食習慣を維持することが重要と説いています。

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