Windows 10移行の最後のあがき? PC出荷台数が6年ぶり増加も、その理由には懸念

GIZMODO / 2018年7月19日 8時30分

180718pcsales Image: Sam Rutherford/Gizmodo US

今後は厳しいかも?

読者の皆さんはパソコンってまだ使ってますか? 昔はPCでなければできないことが結構たくさんありました。でもいまは、本当にスマートフォンやタブレットだけで事足りるようになってきましたよね。突き詰めていうならば、仕事以外にわざわざパソコンに向かってキーボードをたたくシーンなんて、ほとんどないのでは…?

ところが、驚くべきことに、調査会社のIDCおよびGartnerは、ともに2018年第2四半期(4~6月期)に世界のPC出荷台数が、前年同期比で増加に転じたことを報告しています。

IDCの調査結果では前年同期比2.7%増、Gartnerの調査結果では前年同期比1.4%増の出荷を記録し、実に2012年第1四半期(1~3月期)以来、6年ぶりの増加となりましたよ!

今回の久々の出荷増について、Gartnerは、このような分析を出しています。

2018年第2四半期のPC出荷台数の増加は、ビジネス市場の需要増によって引き起こされたものだが、コンシューマーセグメントに限れば、出荷は伸び悩んで押し下げ要因となった。

いま企業では、Windows 7のサポート終了を受け、Windows 10への買い替え需要がピーク期に入っており、デスクトップPCですら、買い替えによる刷新で伸びているようですね。ただ、この一時的な特需は長くは続かず、2年ほどで需要は一段落。そして、Windows 10にしてしまえば、もうOSの買い替えは不要なことから、この先は再び同じようなサイクルでの伸びは期待できなくなるんだとか。

もしや、今回のWindows 10への買い替えが落ち着けば、もはやPCを買い替える必要はなくなり、あとはPCを新たに購入する企業も個人ユーザーもいなくなってしまうのでしょうか? そのことへの警鐘を鳴らす調査レポートともなっているようですが、実はIDCの調査データには、ChromebookもPC出荷台数に含められており、Chromebookを除いて計測したGartnerの調査結果よりも、出荷台数の伸び率が大きくなっています。また、個人ユーザーのうち、ヘビーゲーマーがPC購入を支えているとも指摘されています。

良くも悪くも、Windows 10への移行によって、にわかに特需となっているPC市場。ただ以前とは異なり、タブレットスタイルで使うWindowsマシンが注目を集めるなど、従来とPC市場の定義も変わってきているのは事実でしょう。そんなPCを使わざるを得ないニーズが創造されれば、今後もドンドンとPCの売れ行きが伸びていくことになったりするやもしれません。はたして、そういう展開になったりするかな?


Image: Sam Rutherford/Gizmodo US
Source: The Verge

Patrick Lucas Austin - Gizmodo US[原文]
(湯木進悟)

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