「脳みそは6パック」ギレルモ・デル・トロが映画製作について語る

GIZMODO / 2019年5月30日 10時10分

190529deltoro Image: Gettyimages

ギレルモ・デル・トロ監督といえば、独自の視点と切り口で知られる鬼才。『パンズラビリンス』や『シェイプ・オブ・ウォーター』といった、美しく儚いダーク・ファンタジーな世界観を得意とするデル・トロ監督ですが、何にインスパイアされているのでしょうか。

2019年のトライベッカ映画祭にて、アレック・ボールドウィンと映画愛を語った際に、インスピレーションやモチベーションについて言及したとDeadlineが伝えました。

自分の映画のほとんどが、前提が変なんですよ。セットに立って、100年あまり続いた映画のことを考えるんです。そして「普通の映画なら次はこんな展開になるだろう。では異なる展開を目指したら…?」と考え始めてしまう。それから、あぁ、いかんいかん、やめないと。自分をコントロールしないと…となる。

また、なぜデル・トロ監督の作品は『シェイプ・オブ・ウォーター』や最新作『Scary Stories to Tell in the Dark』のように、モンスター映画になりがちなのか、という話題にもなりました。どうやらデル・トロ監督は、私たちが住む世界を「自己陶酔的な場所」と捉えていて、私たちはそこで白黒視点に基づいて自分たちの生活がどうあるべきかを追求していると考えているようです。

本来、黒と白だけではありません。黒と白だけに分けられる人なんていなくて、必ず灰色の部分があって、そこにみんないるわけです。朝の10時にはどうしようもないクソ野郎だけど、12時には聖人というように。

また、メディアが完璧さを追求させているとも話しています。

メディアは多くの点で完璧になれと言っています。完璧な髪の毛、完璧な歯。汗はかくな、と。でもそんなのダメだ。ダメダメだ。俺に汗をかかせてくれよ、馬鹿野郎ってな。俺は完璧な歯なんて持ってない。完璧な髪だって持ってないんだ。冗談じゃない。

監督の作品が汗臭く人間らしいか、と言われたら、それはそれで微妙ですが、少なくとも起用している俳優に独自のこだわりはみられますし、親近感がわかないでもない。少なくとも、私は毎回作品を楽しんでいます。

ちなみに、デル・トロ監督は、自身の体は完璧でないと前置きした上で、「脳みそは6パック」という新たな格言を産んだことを言及しておきます。あまりにも格好いいのでいつか使ってみたいのですが、監督並みにキレッキレじゃないと恐れ多くて口にできないフレーズですよね。

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