ゼンハイザー「PXC 550-II Wireless」ファーストインプレッション:ビジネスと生活からノイズを取り去るヘッドフォン

GIZMODO / 2019年11月7日 0時5分

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ノイキャンが導く、生活の質の向上。

ゼンハイザーから、ノイズキャンセリング付きワイヤレスヘッドフォン「PXC 550-II Wireless」が登場しました。IIの無い前モデルから数えて、およそ3年ぶりのアップデートとなります。発売予定日は2019年11月21日(木)、店頭想定価格は4万2000円(税別)。

2カ月ほど前に「MOMENTUM Wireless」をリリースしたゼンハイザーですが、どちらも高級なこの2機種。どのへんが棲み分けポイントになるかといいますと、ゼンハイザーいわく、今モデルは「すべてのビジネスマンに捧げたいワイヤレスヘッドフォン」とのこと。

これがゼンハ流の、対ノイキャン姿勢

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総務省統計局によると、東京都の一日の平均通勤時間はおよそ94分。ゼンハイザーは、この1時間半の質をアゲることで、日々のQOLを向上させようと考えました。そのために重視したのが、そう。ノイズキャンセリングです。「ビジネスに、ノイズは要らない」というキャッチコピーからも、ノイズへの攻め姿勢が伺えますね。

つまり今回の「PXC 550-II Wireless」は、ノイキャンにフォーカスしているのが「MOMENTUM Wireless」と異なる部分。といっても、ノイキャンは強ければ良いというものでもなく、ましてや音楽の妨げになるようでは本末転倒です。そこのバランスには苦労したそうですが、研究の成果はしっかりと使い心地に表れていると感じましたよ。

高音質とノイキャンを、ずっと着けていられる

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重量は約232gと軽量。イヤーカップとヘッドバンドのクッションはかなり厚みがあって、フカフカ。負担なく耳を包み込んでくれるこの装着感は、スキあらば装着したい心地よさすらありますね。

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コーデックはSBC、AAC、AptX、AptX LL。Bluetooth 5.0に対応し、Alexaへのボイスコントロールも(Siri、Googleアシスタントにも対応するっぽいです)。現代っ子でありながら有線接続にも対応する、わかってるヤツです。バッテリーは約3時間の充電で約20時間(無線接続&ノイキャン使用)、有線接続で約30時間の連続再生。

早速、推し要素のノイキャンを試してみましたが…おお、消える消える。握手できる距離で話してる人の声もほぼ消してくれます。ノイキャン特有のホワイトノイズや逆位相の違和感もほっとんど無し。空調ノイズはもちろん、風切り音もカット。マイクを活用した外音取り込み機能も備えています。

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サウンドに関しては、もうゼンハイザーだもの、良いのはわかってます。オーバーイヤーならではのたっぷり広がるサウンドも素晴らしく、定位感、解像感、ついでにフィット感も文句なしです。フィット感の良さは何度も言いたい。

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ノイキャンの設定ボタンは右イヤーカップに。これが3段階あって、「MOMENTUM Wireless」と同じアクティブノイズキャンセリングに加え、周囲の喧騒に合わせてノイキャンのレベルを自動制御するアダプティブノイズキャンセリングが追加されました。駅のホームのように騒がしい場所ではノイキャンレベル高、静かな喫茶店などではレベル低と、自動で調整してくれます。アプリでも調整可能。

使い勝手としては、普段はアダプティブノイズキャンセリングにしっぱなしでOK。集中したい時はアプリ側でノイキャンレベルを最大にしたり、逆にのんびり散歩したい時はノイキャンをオフにして自然を感じてみたり、という感じです。とても自然なノイキャンなので、常時オンでも耳に負担が無いのが良いですね。

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集音性の高い3マイクビームフォーミングのおかげで、通話時の聞き取り精度も向上。ここはビジネスマン的にはありがたい要素でしょう。出張先でのテレカンでも、しっかりと相手に声が届けられますよ。

珍しくも便利な機能がアレコレ

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操作はタッチ。イヤーカップはざらりとしたマットな質感で、抵抗感が程よいです。再生、停止、音量、曲送り/戻しなども、直感的に操作できます。面白いのは、曲の頭出しだけでなく早送りや巻き戻しがあるところ(左右スワイプ時にホールド)。イマドキ珍しい機能ですが、録音データの聞き取りをする時なんかは便利ですね。タッチレスポンスも機敏で、これは良いタッチ感。

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首掛けにすると自動で曲が止まるスマートポーズ機能も(デフォルトではオフなのでアプリ側でオンにする必要あり)。これも結構便利で、個人的にも好き好き大好きな機能です。さらに、イヤーカップを横に倒すと自動で電源がオフになります。

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有線接続のための3.5mmケーブルに加えて、これまた珍しい航空機用の2ピンオーディオジャック変換ピンが同梱されています。ケーブルと変換ピンもケースに入るので、常備しておけば突然の機内でも音楽と静謐さを持ち込めますね。ニッチなとこをおさえてきてるなぁ。

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オーバーイヤーヘッドフォンの収納スタイルとしては、非常にコンパクトで薄型。書類などを入れることが多いビジネスバッグに収めやすそうな佇まいです。

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あと、端子は意外にもmicro USB Type-Bです。Type-Cじゃないのかぁとも思うのですが、micro USBってまだレガシー入りしてないレベルの、絶妙な使用頻度なんですよねぇ…。これは惜しい点なのか、むしろ利点なのか。使う人のガジェット環境によってアドバンテージが大きく変わってくるんじゃないでしょうか。

ノイズレスが叶える、ストレスのない生活

移動や通話が多いビジネスマンを意識したというだけあって、強力なノイキャンをはじめ、クリアな通話性能、スマホを触らずとも完結する操作性など、ユースフルな機能を盛り込んできたという印象です。着けっぱなしでも色んな作業に取り組める対応力は魅力的です。

で、この付けっぱなしという要素は「PXC 550-II Wireless」の素晴らしきフィット感と、なんとも相性が良い。ずっと着けていたい装着感と優秀なノイキャンが出会えば、静謐も音楽も思いのまま。この化学反応をゼンハイザーはビジネスマン向けにアレンジし、移動や集中といった日常的タスクの向上に貢献しようとしています。

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1日約90分の移動時間。もしこの90分からノイズがなくなり、好きな音楽をたっぷり味わえる時間になったならどうでしょう? しかも、そのノイズレスな環境と高音質を好きに持ち歩けたら? 音楽やノイキャンが人の暮らしを良くすることとは、すなわちこうした生活ノイズ的な部分の向上なのかもしれませんね。

Source: ゼンハイザー

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