このスマートウォッチ、音声アシスタントが2つ搭載されているんです
GIZMODO / 2020年11月23日 11時30分
Image: Zepp
Huamiがスマートウォッチ「Zepp E」を発売してから3カ月と経っていませんが、早くもZeppスマウォの新モデルが登場。今回発売されたのは、クラシカルな見た目でAmazon Alexaに対応した「Zepp Z」です。
スペックと機能面で言えば、新モデルZepp ZとZepp Eとではそれほど違いはありません。ただZepp Zではバッテリー容量が340 mAhになって1回の充電での持続時間は15日間と、さらに長持ちになっています。OTAアップデートでAmazon Alexaを使えるようになるので、スマウォから音声でスマートホーム機器の操作やタイマーのセット、ランダムな質問を投げかけるといったこともできるように。またZepp ZにはAlexaとは別に、ネットにつながらない時のために58個の音声コマンドをサポートするオフラインの音声アシスタントも搭載されています。なので音声アシスタントは1つのみならず2つとカウントできますが、喜ぶ前にオフラインのものがどれほど有能か使ってみる必要がありそうです。
ヘルスケア機能も豊富
新モデルで大きく変わった点は、本体のデザインです。Zepp Zはラウンドフェイスとチタン合金のケースとで、アナログの腕時計と言っても通りそうな佇まい。でも、れっきとしたスマートウォッチで、326ppiの画面解像度と最大輝度550nitsの1.39インチ、常時オンのAMOLEDディスプレイを搭載。さらに文字盤は50種類以上から選べます。Timex Metropolitan Rに似た雰囲気ですが、チタン合金のボディでさらに高級感がありますね。
デザイン面を除けばZepp Zが持つ機能はまさにスタンダードなもので内蔵GPS、プッシュ通知、継続的な心拍数モニタリングなど。とはいえ、異常な心拍のアラート、ストレスモニタリング、SpO2レベル(酸素飽和度)のスポットチェックといった高度なヘルスケア機能も搭載しています。提供される機能はZepp Eと同じようですが、SpO2のスポットチェックはApple Watch Series 6とSamsung Galaxy Watch 3のものと似ていて、ストレストラッキングとSpO2のモニタリングは全体的に少し中途半端な印象です。
フィットネス関連の機能はというと、Zepp Zは12のスポーツモードと、5ATMの耐水性を備えています。これは何ら驚くようなことではありませんが、選ばれた12種類のスポーツは屋外と屋内でのアクティビティ、両方の程よいセレクションでした。Zepp Zも同社がMioを買収した際に引き継いだPAIメトリックを活用。PAIとは、GoogleのハートポイントやFitbitのアクティブな心拍ゾーン(分)に似ていて、1週間に十分な有酸素クティビティを行なえたかを測定するものです。
でも、ちょっとお高め
250ドル(約2万6200円)のZepp Eで引っかかった点の1つは、その価格でした。スマウォとしてはまずまずの値段ですが、その価格帯の他の機種と比べると、NFC決済やデジタルアシスタントといった搭載されていて欲しい機能が欠けていたのです。Zepp Zの価格は350ドル(約3万6000円)で、スペックだけを見れば少し値が張るように思えます。確かにいくつかのフラッグシップモデルよりは安いですし、今回はデジタルアシスタントと高度なヘルスケア機能も搭載されています。でも、NFC決済はないですしその価格帯なら、セルラー接続機能がある機種を探せます。そうなると思い浮かぶのは、SamsungのGalaxy Watch Active 2とApple Watch SE。前者のセルラーモデルは現在、Samsungの米国版サイトではセール価格の230ドル(通常は380ドル)で、40mmのセルラーモデルWatch SEは330ドルです。どちらもデジタルアシスタント、NFC決済とセルラー接続あり。Galaxy Active 2はFDA認可のECG機能も備えています。もしかしたら、比較対象としてベストなのは330ドルのFitbit Senseかもしれません。とは言え、こちらもNFC決済、優秀なストレストラッキング、SpO2トラッキングとFDA承認済みのECG機能あり。やはりZepp Zがどのスマウォと競い合おうとしているのか、よくわかりません…。
実際に触ってみないことには、魅力的なデザインと追加された音声アシスタント機能がさらに高価なフラグシップモデルに取って代わるほどの価値があるかどうかは分かりませんが、Zepp ZはすでにZeppの公式サイトで発売中です。
Source: Zepp,
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