なんでこんなことに…ギズモードスタッフが「買って失敗だった」ガジェットたち
GIZMODO / 2020年12月30日 19時0分
Photo: Shutterstock.com
トライ&エラーのガジェットライフ。
今年もギズ編集部員&ギズスタッフたち、たくさんガジェット買いました。たくさん買ったってことは、満足できるしあわせな出会いもあったけど、「なんか思ってたんとちゃう…」みたいな失敗もあったってこと。
ガジェット自体は優秀でも、自分のニーズやライフスタイルと合わない、なんてこともありますもんね。
ここでは、そんな切ない思いを昇華すべく、2020年のガジェット失敗談をお届けします。ぼくらの屍を越えていってください…。
MagSafe充電器

失敗したのかうまい使い方がわからないだけなのか。iPhone 12の発表で、実は一番期待していたのがMagSafe充電器でした。
iPhone 12 Proと一緒に購入したんですけど、使ったのはわずか2回。しかも買ったその日と翌日程度っていう出番のなさっぷり。
買った理由は、LightningケーブルだとケーブルがiPhoneの下にくっついてしまうので、横向きで動画を見たり、ゲームをしたりするときに指にあたって邪魔になってしまうのを避けられると思ったからです。
でも実際使ってみると、その思惑通りの動きはしてくれるんですが、iPhone 12 Proのバッテリー持ちがよくて、ゲームや動画視聴中に充電をしなかったというまさかの結果。あと、最大15Wという絶妙に遅い充電速度&充電中にiPhone本体が熱くなるダブルパンチで、使う気持ちが萎え萎えに。
本領発揮するのは電池がヘタったときでしょうか。2年後にお会いしましょう。
(編集長代理・ささきたかし)
Google Pixel 5

これは僕の失敗じゃなくてGoogleの失敗です。
(動画ディレクター・山本勇磨)
OPPO Reno 3 5Gのフィルム

Amazon、AliExpressで売ってるのほぼ全部試したけどどれも微妙
↓
ヨドバシの中のSoftBankで聞いたら「ここには在庫がないから店舗に行け」
↓
渋谷のSoftBankショップに行ったら「この店舗小さいから表参道の店舗ならあるかもしれない」
↓
表参道の店舗に行ったら「Reno 3 5GのフィルムはSoftBankでは販売はしていません」
もっと早く言ってくれ…。
Reno3 5GはSoftBank専売なのでもう裸で使おうと諦めてましたが、OPPOにメールで連絡したらすんなりと送ってくれると言われました。しかも2枚まで無償で送るとのこと。やっぱOPPOさいこう…。
(ガジェットコーディネーター見習い・ワタナベロク)
ホリゲーミングヘッドセット インイヤー for Nintendo Switch ネオンブルー・ネオンレッド

これ、もともとは友達と『フォートナイト』で遊びたい、という小学生の息子用に買ったんです。せっかくなのでホリのNintendoライセンス商品を購入、色もブラックではなく気張ってSwitch色のネオンブルー・ネオンレッドを選択しました。ちょうど私もオンライン会議が増えてきた時期でヘッドセットが欲しかったので「一石二鳥で、ちょうどいい!」とウキウキしていたのです。が…。
まず、息子がすぐに「俺の耳に合わないみたい。すぐ外れちゃう」と言い出しました。ちょっとガッカリしましたが、「まあ、もともと私も使うつもりだったし…」と思い直し、さっそく自分で使ってみることに。
私の耳にはしっかりフィットして、マイクもイヤホンも使い心地良くて文句なしだったのですが、ふと装着中の自分の姿をモニターで確認したところ、耳から伸びるSwitch色のコードがなんともポップ。
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ネオンカラーの二色使いはあまりにポップで、ミーティングの場に合わない…。ああ、ブラックにしておけば良かった、と後悔。息子が成長して耳に合うようになるまで、タンスの肥やしになりました。
(ライター・三ツ堀)
エレコムの有線超薄型ミニキーボード「TK-FCP096」

今年はキーボードに翻弄される年でした。まず10キーのない小型を探して辿り着き、数年間愛用していたエレコムの有線超薄型ミニキーボード「TK-FCP096」が、ある日を境に触らずとも「X」を連打する怪現象が発生しました。Windows機で使っていたので、ドライバーを探したりデバイスマネージャーで削除して再起動したりとアレコレ試したものの直りません。数日間は騙し騙し使っていましたが、結局、家電量販店に同じものを買いに走ることに。すると新品は「2」を自動連打するようになったので、「こりゃもうダメだ」と数日後サンワ製の似たキーボードを購入。でもエレコムに馴染んだ指との相性がイマイチで、数カ月使っていてもタイプミスが減らないのが悩みの種でした。
そしてこの文章を書くため、確認として再びエレコムを繋ぐと…? なんということでしょう! 普通に使えるではありませんか! こうして我が家には、同じようなキーボードが3つになったのでした。
(ライター・岡本玄介)
Cool Human Portable Body Cooler

3ベッドルームの家をルームメイトとシェアしているのですが、僕の部屋は午後からテキサスの恐ろしい西日を浴びるため、エアコンを動かすユニット(室温を測っているコントロールパネル)があるリビングルームよりもかなり気温が高くなるんですね。真夏でリビングが28度のときに、僕の部屋は32度くらいになったりします。おまけにルームメトが寒がりなので、エアコンをつけてもあっさり止められることが多いんです。
で、どうしたものかと思っていたときにIndiegogoで「Cool Human Portable Body Cooler」なるものを見つけてしまい、23ドルという手頃な価格というのもあって即買いしました。ベルトにつけるタイプの小型送風機で、服の中に風を送ってくれて体感温度が下がるのなら安いものだと。しかも日本発だったのもあって期待したのですが、思ったように服の中を風が吹き抜けていくことはなく、涼しくなるはずと期待している分、体感温度というか、心感温度が高くなって暑さとストレスが増す始末。きっと救世主になってくれるに違いないとわらにもすがる思いだったのですが、わらでした。
(ライター・Kenji P. Miyajima)
Joygeek Wireless Charging Pad

Apple三種の神器を充電できるはずのAirPower、私も待望してました。でもApple自身もうだいぶ前にあきらめてたし、気づいたらサードパーティ製AirPower風充電パッド(以下便宜的にAirPower風味と呼びます)が無数に出そろってました。それはまだ2020年初頭でMagSafeの充電パッドも発表されてなかったし、もうサードパーティのでいいんじゃ?と思い30ポンド(約4,200円)くらいでポチったのが「Joygeek Wireless Charging Pad」でした。
でも実際使ってみると、AirPower風味そのものにも自分の使い方という意味でも、いろいろ問題が発覚しました。以下はJoygeek Wireless Charging Padについて書いてますが、他のAirPower風味に共通する注意点もあるかと思いますので、失敗例としてシェアしますね。
まず無線充電共通の課題ですが、「正しい位置」に置かないと充電されません。そしてiPhoneの場合、「正しい位置」に置けたかどうかはフォンッという音(マナーモードだと振動)でわかるんですが、位置がずれたときは画面がふわっとオンになるだけなので、それが充電位置から外れたせいなのか、画面に触ってるせいなのかがわかりません。なので充電してると思ってたらされてなかった、という事案が頻発します。充電できるまでが面倒なのはまだ許せますが、充電してると思ったらしてなかったときの痛みは乗り越えられない場合があります。なので結局、iPhoneは有線充電に戻ってしまいました。
でもApple Watchの充電に関しては、iPhoneよりはだいぶ使えてました。Apple Watch用充電パートに純正充電器と同じようなマグネットが入ってるので、「正しい位置」に置いたかどうかが手応えではっきりわかるからです。ただ、私はときどき「ミラネーゼループ」っていうバンド(上の画像にあるやつ)を使ってるんですが、それだとバンドが邪魔してApple Watch本体をAirPower風味にくっつけられず、充電できません。なので結局、ミラネーゼループ用に純正充電器も使い続ける必要がありました。
そしてAirPodsに関しては…すみません、これは100%私の責任なんですが、そもそも私のAirPodsが、ワイヤレス充電じゃないやつでした…。こういう場合ワイヤレス充電ケースだけ買ってもいいんですが、それって79ポンド(約1万1000円)でAirPower風味の倍以上するし、私の使い方だとAirPodsって毎日充電してないからそこまでワイヤレスにこだわらなくていいんじゃないの?と(今さら)思えてきました。なのでとにかく現状は、AirPods充電用にも引き続きLightningケーブルを使ってます。
そんなわけで元々「Lightningケーブル+Apple Watch充電器」という体制だったのが、今は「AirPower風味+Lightningケーブル+Apple Watch充電器」という布陣で、減ったものは何もなく、AirPower風味が加わっただけになってしまいました。しかも結局有線のほうがやっぱり安定感があるので、AirPower風味は使わなくなりつつあり、今はなんとなく充電中のデバイスを置くためのプレートとして機能しています。
2020年、さまざまな基本的なモノやコトがなくなったり停止したりしました。でも、「互換性のないガジェットは一緒に使えない」という超基本は揺るがなかった、そこだけはノーマルだったとAirPower風味が気づかせてくれた…そんなポジティブ思考で締めくくりたいと思います。
(ライター・福田ミホ)
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