ラオス南部の世界遺産ワット・プー寺で祭りが開催

Global News Asia / 2014年11月8日 11時27分

灯に照らされた参道から本堂のある山を望む。山自体が神聖な聖地とされている(写真:岩月祐二)。

 2014年11月6日、ラオス最南部、カンボジアとの国境近くにある世界遺産にも指定されているワット・プー寺で、厳かな祭りが行なわれた。

 今回行なわれた祭りは、2009年から始まった観光向けのものだが、建物に設えたカンテラの優しい灯火は、ミラクルムーンの明るい月夜にマッチして、幻想的な雰囲気を醸し出していた。このイベントは、このあと2月3日と5月1日にも開催される予定。

 元々は、ビエンチャンのタートルアン祭りと同時に行われていたが、当地の王がタートルアン祭りにビエンチャンに詣でるようになり、2月にワット・プー祭りが行なわれるようになった。現在も国内外から多くの参拝者や観光客が集まっている。

 ワット・プーは、11世紀頃にクメール人によって宮殿または城として建立されたクメール様式としては、歴史上2番目となる古いもの。その建物を、クメール王朝が滅んだ後にラオス人によって寺として位置づけられた。

 ちなみに、クメール様式による最初の遺跡は、ワット・プーとはメコン川と挟んだ対岸にあるワット・トモ。こちらは、クメール人が去った後は打ち捨てられたままだったため、大木の林に覆われたままになっていた。

 ワット・プーとともに世界遺産に指定されてから、保護修復作業が行なわれているが、十分とは言えない状況にある。ワット・プーの保護修復活動には、毎年日本の大学生等も参加している。

 ワットとは寺。プーとは山を意味するラオス語であり、山寺を意味する通り、建物のある山には数多くの史跡が残されている。しかし、聖地とされていることと予算不足から、そのほとんどが未調査のままだ。

【編集 : そむちゃい吉田】

Global News Asia

トピックスRSS

ランキング