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【タイ】警察署が検問への対応パンフレットを配布=違法行為を認める

Global News Asia / 2014年12月26日 14時32分

日本語と英語で書かれたパンフレットには、問い合わせ先として警察署長の携帯番号も掲載されている。

 2014年12月に入ってから、バンコクの都心スクンビット通りアソーク交差点付近などで、外国人ツーリストへの職務質問などが強化されている、とメディアで度々報じられてきた。管轄のトンロー警察署はその中に違法な行為があったことを暗に認める内容で、その対策についてのパンフレットを配布するという異例の対応をしている。

 問題となっていた職務質問は、車の検問とは別の形で、路上で外国人歩行者を狙い撃ちする形で行なわれていた。中には、違法薬物の検査として、採尿検査やその場で罰金の支払いを強要されたものもある。

 配布されているパンフレットは英語と日本語の2か国語で書かれており、検問にあった際に以下のような対応をするように呼びかけている。

1、外国人ツーリストの検査

・ツーリストは、検査の実施の前に検査を行なおうとする警察官の写真を撮影することを要求できる。
・検査は十分に明るい場所で行ない、人気がないような所では行なわれない。
・万一金銭を要求された場合、いかなる場合も決して警察官に支払ってはならない。

 車両への検問は、(警察少尉以上の)責任職にある警察官がいる検問所のみで行なわれる。警察少尉は肩章に星印が1つあるので、目印にできる。

2、常習性違法薬物の検査のための検尿は警察署においてのみ実施する。

3、旅券の所持について原本の所持が不都合な際は、代わりに(本人写真のある)最初のページと査証(入国スタンプ)のあるページのコピーを所持することができる。

 パンフレットには、検査に不審な点がある場合は、警察へ直接問い合わせることができるとして、トンロー警察署長と防犯部副部長などの携帯番号が記載されている。

 路上での検問は、テサキットと呼ばれる警備員クラスも行なっている場合もある。しかし、パンフレットにある通りならば、彼らに検問の権限はない。だが、禁止場所での喫煙や投げ捨てなどは、現行犯となるため違反切符を切られ、警察署で罰金の支払いをするように求められる。また最近では、横断歩道以外での道路の横断についても、取り締まりがされているので、注意が必要だ。

【取材/撮影 : そむちゃい吉田】

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