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【エアアジア機 墜落】エンジントラブル濃厚=不明から1週間

Global News Asia / 2015年1月4日 20時15分

エアアジアA320型機。

 2015年1月4日、2014年12月28日午前6時17分(日本時間8時17分)に消息を絶ったインドネシア・スラバヤ発シンガポール行の、エアアジア8501便(乗客乗員162名)エアバスA320型機の捜索は、インドネシアとロシアのダイバー90人を投入して行った。

 現地メディアによると、これまでに海底に長さ18メートル・幅5.4メートルなど5つの残骸が見つかった。ダイバーが潜水したが、海底の堆積物が巻き上げられて視界が悪く、十分に調査することが出来なかった。これまでに34人の遺体を収容しDNA検査などで身元の特定を進めている。ブラックボックス(フライトレコーダーとボイスレコーダー)は発見に至っていない。

 エアアジア機は、スラバヤを離陸して36分後の28日午前6時12分ジャカルタの管制塔に「天候が悪いので左向きに針路を変えたい」とリクエスト。管制官からの許可後、さらに「6000フィート(約1800メートル)高度を上昇して3万8000フィートにしたい」と再度リクエストしてきた。管制官は周辺の航空機の状況を確認後、6時14分に2000フィートの上昇を許可すると伝えたが、エアアジア機からの応答がないまま、6時17分に管制塔のレーダーから機影が消えた。 

 事故原因は、高度を上げようとした直後に、着氷などでエンジントラブルを起こし、エンジン出力が急激に低下した。高度3万6000フィートまで通常の65%ぐらいの遅い速度で上昇したが浮力を失い、分速1万1000フィートで機体後方から急落下し海面に衝突したと見られている。

 また、エアアジア機は週4便の運航との届け出で、遭難した日曜日の運航許可をインドネシア当局から取得していなかったことや、本来フライト前に取りに行く気象情報を入手せずに離陸していたことなどの落ち度も指摘されている。エアアジアのスラバヤーシンガポール線は、無認可で運航していたことの調査を行なうため、飛行停止になった。

 海上自衛隊の護衛艦2隻「たかなみ」と「おおなみ」。ヘリコプター3機(隊員約350名)は、カリマンタン島沖の現場海域に3日23時ごろ到着しエアアジア機の捜索を開始。「おおなみ」が3人の遺体を発見し収容した。

【編集 : 高橋大地】

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