【タイ】プリディヤトーン・テーワクン副首相が講演ー東京

東京・ホテルニューオータニでタイ投資セミナー「新投資奨励戦略:持続的成長を目指して」が開催された基調講演する、プリディヤトーン・テーワクン副首相。(17日午前、東京・ホテルニューオータニで撮影)

　2015年2月18日、タイ投資委員会(BOI)と、在京タイ王国大使館は、プリディヤトーン・テーワクン副首相の就任後初めての来日スケジュールに合わせて、東京・ホテルニューオータニで、タイ投資セミナー「新投資奨励戦略:持続的成長を目指して」を開催した。

　プリディヤトーン・テーワクン副首相は、基調講演で、インフラ整備や今後の可能性について話した。一部の日本のメディアが、タイ投資についてのインセンティブが下がったと伝えたことを否定した。

　参加者からの質問に、1、タイにヘッドクオーター(トレーディングカンパニー)を設立した場合、周辺国の事業に対して課税しない。ミャンマーやカンボジア、ラオスなどが対象。
2、人材育成については、人材分野に弱みがある事は、シンガポールやインドネシアに比べて、技術的な職業訓練が遅れていると認識している。学校教育をすぐに変えるのは難しいが、職業訓練、技術訓練校を整備していきたい。タイの国民は、学習能力が高い。
3、ハイテクについては、投資優先課題だと考えている。医療機器など。
4、中小企業政策は充実していると考えている。民間の商業銀行が積極的に支援している。などと答えた。

　また、チャクラモン・パースックワニット工業大臣、ヒランヤー・スチナイBOI長官代理が、タイ工業界の現状や、今年1月1日から施行された新しい投資奨励制度について説明する。

主催　タイ投資委員会(BOI)、在京タイ王国大使館、国際機関　日本アセアンセンター
共催　独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)
後援　独立行政法人中小企業基盤整備機構、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、商工中金、日タイ・ビジネスフォーラム(JTBF)

【編集 : TY】