【タイ】タイ警察のパトカーに一般車両があるが、あれはなに?
Global News Asia / 2016年2月2日 9時0分
2016年2月2日、タイ警察の豆知識を紹介したい。
タイ国家警察庁はいくつもの部門が設置しており、通常時は首相に任命された警察庁長官が最高位として組織を牽引する。国家の緊急事態などにおいては首相や警察委員会、評議会が指揮する。
タイ警察の部門ではまず一般人がよく目にしたり関わってくるのが首都圏警察本部や県警本部だ。首都圏警察本部は日本での警視庁にあたり、県警本部は全土で9管区ある。近年は南部でテロが多発しているため、深南部3県のみ切り離し、別に対応センターが設けられた。タイ警察は国外の様々な軍事技術などを積極的に取り入れており、高度なレベルで任務を遂行できるとされている。
そんなタイ警察にも当然パトカーは存在するが、塗装を施していない一般車両などもある。これらはどのようになっているのかというと、警察本部もしくは県警本部で導入を決定している。警察のナンバープレートを装着しているものは購入したパトカーで、一般車両と同じプレートをつけている場合は民間会社とリース契約した車両だ。購入車両は退役時に廃車か民間に払い下げられる。
また、塗装を施している場合、首都圏警察のパトカーは白と黒、県警の車両は白と栗色という違いもある。
タイ警察はドゥシット地区に警察博物館を設置している。そこに行けば、タイ警察の歴史や今のタイ警察の組織などを知ることができる。入場料は無料だ。
【執筆 : 高田胤臣】
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