【ベトナム】ホーチミンのタンソンニャット国際空港への無料Wi-Fi設置が完了して2カ月後の今

タンソンニャット国際空港で入国審査待ちの人たち(撮影:我妻伊都)

　2016年3月28日、ホーチミン市の玄関口タンソンニャット国際空港の無料Wi-Fi設置工事が1月21日に完了して2カ月が経過した。2カ月経った現在も快適に接続することができる。

　1月22日の『タインニエン』電子版によると、タンソンニャット国際空港のダン・トゥアン・トゥ社長は、同空港の国際線と国内線の両旅客ターミナルへのWi-Fi工事が完了したと発表した。今回の工事では、合計164台のワイヤレスルーターを設置。1台で100人以上が同時利用できる。そのため、今後、数年での空港利用者増加にも対応できると想定している。

　タンソンニャット国際空港は、これまで無料Wi-Fiが限定的で、到着時の連絡等が不便で利用者からの不満の声も多くそれに応えた形だ。

　試しに記者も接続してみると以前はベトナムで規制されていた「ライン」も「フェイスブック」も問題なくつながり、通信も切断されることなく安定している。

　ベトナムは入国審査カードがなく外国人には楽だ。しかし、同空港で注意するべき点として、入国審査時にビザなしの日本人は、帰りのチケットを提示するように求められる。電子チケットなので手元にないと答えると、電子版を提示しろと要求されるので、電子チケットもプリントアウトして紙で持参していないと入国審査に時間がかかることになり注意が必要だ。
【執筆 : 我妻伊都】