【タイ】想像を絶する悲しみにくれるタイの人々
Global News Asia / 2016年10月15日 15時0分
2016年10月15日、プミポン国王陛下が崩御され2日目となったが、タイ国内のSNSには父と慕ってきた陛下の死を悼み悲しむ書き込みが続いている。中には、これからどうやって生きていけばわからないとまで思いつめたものもあり、その喪失感と悲しみは想像できないほどのようだ。
13日夜19時に陛下の崩御が伝えられると、タイのSNSは一斉に黒いプロフィール写真で埋め尽くされた。また、国王陛下の肖像を掲げ、悲しみと感謝の混在するコメントが続けられた。
「わたしはラマ9世の時代に生まれた。」
まさに自分は、陛下の子供であることを告白し、感謝し、その喪失感をどう言い表そうかと、思い悩みながら綴っている姿が目に浮かぶ。
タイ人女性を妻に持つ在住邦人にその様子を聞くと「妻は逝去の夜から昨夜も泣いてばかりで、食欲もなくしているようだ。この悲しみを乗り越えてくれるのか心配している」と語る。
また他の在住邦人によると「何人かの友人に電話をしたのですが、みんな鼻声なんです。ついさっきまで泣き続けていたような、そんな声でした」という。
バンコクの街は、一見これまでと変わらずに動き続けている。ただ、行き交う人々は黒い装束を身にまとい、駅の広告ビジョンも白黒の弔意が動かずに表示されている。
こうした中で、昨日の葬列を取材していたある外国のテレビクルーは、派手な色の普段着だったためにその写真がSNSで拡散して、批判の的になった。すぐに現場の警官に注意され、白い服装に着替えたというが、これからタイを訪れる方は、半旗掲揚が義務付けられている30日間は、派手な服装は控えてべきだろう。
親交が深かった日本の天皇陛下も逝去からの三日間を喪に服されている。日本人の象徴たる陛下にならい、日本人としてタイの人々の計り知れない深い悲しみに対しては、敬意を持って振舞うことを強くすすめたい。
【記事 : そむちゃい吉田】
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