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タイ東北最大の街に人気の商業施設「ターミナル21」が、コラートにも

Global News Asia / 2017年2月10日 9時0分

ナコンラチャシマー市街地にできた「ターミナル21コラート」。これまで市内にはタイ2大デパートのひとつ「ザ・モール」や地元の「クラン・プラザ」の2つしか商業施設がなかった。(高田胤臣撮影)

 2017年2月10日。タイでバンコクに次ぐ大きな県、ナコンラチャシマー県の中心部にオープンした商業施設「ターミナル21コラート」。この施設はバンコクの中心部アソークにある同名の商業施設の出店で、ファッション関連の小売店を中心に人気となっている。

 ターミナル21のバンコク店は、世界的に見てもトップクラスで巨大だとされる週末市場「チャトチャック・ウィークエンドマーケット」や、タイの原宿ともいわれる「サイアム・スクエア」に並ぶ、タイの若者のカルチャーを牽引する商業施設。各階が東京やロンドン、サンフランシスコなどの都市をコンセプトとし、全体を空港に見立てている。

 ターミナル21コラートは2016年12月19日にグランドオープンとなり、コンセプトはバンコクのイメージを踏襲している。ショッピングセンター開発を手がける「サイアム・リテール・ディベロップメント」が約60億バーツをかけ、敷地面積約5ヘクタールに地上6階、地下1階には小売店や飲食店を配置。中心にはシネマコンプレックス(複合映画館)、アイススケートリンク。ナコンラチャシマー県内には日系、欧米企業の工場もあり、外国人在住者も増え、バンコクより人口は少ないが顧客ターゲットを幅広く狙える。

 全体の印象はバンコク店とほとんど変わらない雰囲気だ。しかし、コラートにはバンコクにはないものもある。その代表が展望台だ。「スカイデッキ」と名付けられた展望台は地上87メートル前後に2階に分けて位置し、360度、ナコンラチャシマー市街をぐるりと一望できる。市街で最も高い場所にあるため、地元の人や国内観光客らで連日賑わっていた。

【執筆 : 高田胤臣】

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