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北朝鮮のミサイル精度はどの程度なのか? 化学物質転用で東京23区の4倍汚染できる

Global News Asia / 2017年4月25日 23時20分

南北軍事境界線である板門店のみ軍人の撮影が許される北朝鮮(撮影:中野鷹)

 2017年4月25日、一部ではXデーとして注目されていた朝鮮人民軍創設記念日にも核実験等はなく過ぎようとしている。

 北朝鮮の長距離ミサイルの威力や性能について、日本のメディアでは盛んに報じているが、北朝鮮の軍事情勢に詳しいジャーナリストは、北朝鮮が先制攻撃も含めて日本へミサイルを打ち込んでくる可能性は0%に近いと前置きした上で、「北朝鮮は、現時点では核の小型化には成功していないので、核弾頭を搭載することはできないでしょう。しかし、ミサイル自体の精度は決して低くはないです。打ち上げの失敗はあるものの、打ち上がれば、たとえば、新宿都庁を狙えば、新宿区内には命中する性能は持っています」

 つまり、誤差は数キロメートという感じのようだ。仮に厚木基地を狙い、外れて厚木市内に着弾するようなことが起これば、ミサイル1発でも甚大な被害が出ることは間違いない。

 また、北朝鮮は、核弾頭が搭載できなくても、危険なものを搭載することはできると、宮塚コリア研究所の宮塚利雄代表は指摘する。

 「韓国の軍当局は、北朝鮮は化学物質を最大5000トンほど保有しており、それらをすべて砲弾に転用すれば、ソウル市の4倍を汚染できる力を持っていると発表しています。ソウル市と東京23区がほぼ同じ面積なので、東京23区の4倍の面積を汚染できると置き換えてもいいでしょう」

 金正男氏殺害事件で殺害にVXが使用されたとされたこともあり、今後、北朝鮮の化学物質製造能力についてもより注目されそうだ。   
【執筆 : 中野 鷹】

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