日通、業界最速のインド・デリー向け航空混載サービスをスタート ー タイ国際航空利用
Global News Asia / 2017年6月15日 9時20分
2017年6月15日、日本通運は、業界最速のインド・デリー向け航空混載サービス「Indian(インディアン) Midnight(ミッドナイト) Express(エクスプレス)」を開始する。
このサービスの特長は、羽田空港0時20分発のバンコク行き、タイ国際航空・TG661便を利用。バンコクからはTG323便などに積み替え、出荷日の翌朝10時35分にインド・デリー空港到着を保証する画期的なもの。
羽田空港内の日通保税上屋に20時までに搬入された貨物に適用、国内航空ネットワークが充実しているため、全国各地からの利用も可能だ。ハンドキャリーの1/5~1/10程度の運賃設定となっている。
デリーでは、周辺地域のハリヤナ州やラジャスタン州に所在する工業団地を中心に、日系企業をはじめ世界の自動車関連企業の進出が進んでいる。これに伴い、日本からの部材、試作品や工場設備の緊急輸送需要が増加している。
海外への緊急輸送では、自社社員または委託先のスタッフが荷物と同じ航空機に乗り、手荷物または預け入れ貨物として到着空港での通関を行う「ハンドキャリー」と呼ばれる方法が一般的。しかし、インドへの「ハンドキャリー」は、就労ビザ保持者にしか認められておらず、コンプライアンス面でも問題となるケースがあった。
集荷日起点で見ると、新サービスは当日直行便フライトより半日遅く出荷を待てる。また、午後集荷スタートで成田発の翌日直行便と比較すると、インド側での輸入通関の開始が1日早くなる。
日本通運は、フォワーダー業者として唯一、羽田空港内に国内・国際貨物の双方を取り扱う作業拠点(「上屋」うわや)を運営しており、国内線で到着した国際貨物を空港内で仕分けし、そのまま国際線へ積み込むことが可能。この利点を最大限に活用し、国内各地から発送された荷物を当日深夜の羽田発デリー向けの便に積み込むことで、ハンドキャリーと同等のスピードをより低コストで実現。デリー到着後も、インド日通デリー支店による自社輸入通関・国内配送手配ができる。
【編集 : AU】
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