日緬合作映画『僕の帰る場所』出演者・監督が舞台挨拶ー東京国際映画祭
Global News Asia / 2017年11月5日 9時15分
2017年10月29日、第30回東京国際映画祭「アジアの未来」部門に選出された日本・ミャンマー共同制作映画『僕の帰る場所』が、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで初上映された。
出演者のカウンミャットゥ、ケインミャットゥ、アイセ、テッミャッナイン、マウンティーアウンをはじめ、來河侑希、黒宮ニイナ、津田寛治、そして長編初挑戦の監督藤元明緒が、舞台挨拶、上映後主人公家族と監督がQ&Aに登壇した。
映画『僕の帰る場所』は、国を離れ、日本に暮らす4人のミャンマー人一家。ある日、家族のもとに届いた通知が家族の運命を変えていく...。日本とミャンマー、国境を越えて紡ぐ愛の物語。
舞台挨拶に登壇した黒宮ニイナは「ミャンマー語を教える家庭教師役として出演しましたが、私も子どものころに日本に来て、この子どもたちと似たような体験をしていたため、この映画に共感しました」と自らを重ねて振り返り話した。
津田寛治は「出来上がった作品を観て、どんな風に撮影を進めたのか、みんなへの演技指導をしたのか疑問だらけですが、このような素晴らしい作品に参加できたことをありがたく思っています。私は板長の役で、撮影前にロケを行ったお店のご主人から半日、料理の仕方を厳しく指導されました。それをそのままアイセさんにぶつけましたが、アイセさんは役作りに素人とは思えない真剣さで取り組んでいました。その姿勢を私も見習わなければと思いました」と熱く想いを語った。
その後、Q&Aの登壇で、撮影手法、演出から家族日本の移民についてなど、幅広く質問され「映画で表現しきれなかったことや想いはあるか」と聞かれた藤元監督は「撮影の仕方が特殊で、撮影した(映像)素材が大量にある中からこの100分を選びました。中には色んな思いがあるものもありますが、すべてのことはこの100分に込められている」と2年半かかった編集期間での思いを滲ませた。
息子兄弟のカウンとテッは、約200人の観客を前に緊張したのか「撮影で楽しかったことは」という質問にはみかみ、両親役のケインやアイセがフォローする映画さながらの雰囲気がうかがえた。
最後には、カウンが「今日はありがとうございました」と謝辞を述べ、会場の温かい拍手の中『僕の帰る場所』のワールドプレミア上映が終了した。
【編集 : Allen】
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