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ジャカルタ超交通渋滞が生み出した珍商売! 勝手に交通整理してチップを受け取るパオガ

Global News Asia / 2017年12月10日 9時15分

ジャカルタ市内は慢性的な渋滞が発生している(撮影:我妻伊都) 

 2017年12月10日、尋常ではない超交通渋滞で知られるインドネシアの首都ジャカルタを、ノロノロ走っていると見かける人たちがいる。「パオガ」と呼ばれる勝手に交通整理をしている人たちだ。

 ジャカルタ市内は飲食店やショップなどの駐車場整備が追いついておらず駐車スペースが非常に狭い。さらに歩道も混み合っているので車庫入れが難しい。そこで登場するのが勝手に交通整理をするパオガたちだ。彼らは、通過する車を遮って駐車場へ誘導したり、また逆に出ていくときにも、通行人を停めたりして出ていくサポートを勝手にする。はたまた、幹線路でユーターンするときにも登場し、対向車を停めて、ユーターンをアシストしてくれる。

 ジャカルタ在住者によると、勝手に交通整理をするが有料で硬貨の500(約4円)や1000(約8円)ルピアを渡すのが一般的だそうだ。これがインドネシア人が運転手のときで、日本人が運転すると、1000ルピアコインを出すと投げ返されることがあるという。外国人価格は2000(約16円)とか5000ルピア(約39円)紙幣くらいとされる。

 ジャカルタの慢性的な交通状態が生み出した珍商売ではあるが、彼らにはそれぞれ決まった縄張りがあり、その中で勝手に交通整理をして稼ぐ。
【執筆 : 我妻 伊都】

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