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【タイ】「川平法(促通反復療法)」の研修会ーシリントン国立医療リハビリテーションセンターで開催

Global News Asia / 2017年12月11日 9時15分

シリントン国立医療リハビリテーションセンターで、「川平法(促通反復療法)」の研修会が開催され、タイ人作業療法士を中心に約50人の参加者が熱心に受講した。

 2017年11月24日、シリントン国立医療リハビリテーションセンターで、「川平法(促通反復療法)」の研修会が開催され、タイ人作業療法士を中心に約50人の参加者が熱心に受講した。

 川平法とは、促通反復療法研究所所長の川平和美先生が開発した治療法で、「脳卒中治療ガイドライン2015」でも片麻痺への治療として推奨されている。

 麻痺を改善するためは、運動の命令を伝える大脳から脊髄への神経路の再建が必要である。患者が麻痺した手足を動かそうとした時、思い通りの運動を可能にする刺激を治療者が麻痺肢に与えて(促通操作)実現し、それを100回繰り返して、その神経路を再建・強化する治療法だ。

 タイにおける脳血管疾患の発症者は毎年25万人以上と推測されており、毎年約5万人が脳血管疾患によって命を落としている。これから高齢化が進むタイでは脳血管疾患の発症者が増えることが予想されており、それに伴い、片麻痺に対するリハビリテーションの需要も当然ながら増してくる。

 しかしながら、タイでは片麻痺に対する効果的な治療法の普及が遅れており、本来、麻痺が良くなる患者さんに対して、適切な治療法が行われていない場合も多い。

 そこで今回、国際協力機構(JICA)の中小企業海外展開支援事業(基礎調査)で有限会社医療福祉科学研究所が提案した「タイ王国飲み込み機能と運動機能の回復に向けたリハビリテーション事業に関する基礎調査」の中で、研修会を開催した。

 実際に、川平先生が片麻痺の患者を治療する場面を参加者に見てもらい、参加者からは、「科学的にも証明された治療法で、もっと勉強したくなった」など、今後の定期的な研修を望む声も多かった。

 患者からも、驚いた表情で「魔法にかかったようだ」、「歩きやすくなった」など治療の効果を実感していた。

 高齢化先進国である日本の経験がこれからますますタイを含めたアジア圏で求められていくだろう。

【執筆 : 岩田研二(理学療法士)】

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