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飲食店向け賃貸料半年で3倍の異常爆上げ! バンコクの下町プラカノンが人気リトル東京化?

Global News Asia / 2018年10月11日 9時15分

この地域の中古品店は2タイプあり、日本の中古品市場で入手した製品を販売する店と、在住日本人から買い取った製品を売る中古販売店。(高田胤臣撮影)

 2018年10月11日、バンコク中心地を走る高架電車BTSのプラカノン駅周辺が、今日本人在住者が急増しており、日本人向けのサービスも充実してきている。

 プラカノンはスクムビット通りソイ71を中心した地域だが、行政区のプラカノン区は数キロほど離れた場所にあり、日本人とタイ人の間ではプラカノンというと違ったエリアを想像する。スクムビット通りソイ71はバンコクの下町であり、昔からタイ人の中流階層の住民が多かったことから、今も開発が進んでいない印象のあるエリアになる。

 BTSプラカノン駅を中心にしたエリアが今、リトル東京の様相を呈してきている。かつては沖縄料理の「金城」や、しゃぶしゃぶの食べ放題店「秋吉」くらいしか和食店はなかったが、今は数軒の居酒屋、日本の中古製品の販売店が数軒並ぶなど、日本関連の店が多い。この地域が人気になっているのは人種を問わず、ほかにもパブレストランや韓国料理店など国際色豊かなバリエーションが見られる。

 人気の理由のひとつに賃貸物件の安さと立地条件がある。賃貸物件は、バンコクの不動産ブームに乗ってたくさんのコンドミニアム(マンション)が建ち、比較的きれいで広い部屋が多い。しかも下町エリアなので元々の家賃相場が安い。そのため、現地採用と呼ばれるタイで就職をした日本人などを中心に、若い人が増えてきている。スクムビット通りソイ71の入り口であれば、BTS駅までも徒歩圏内という駅近でもある。

 ただ、懸念もある。不動産関係者に聞くと、このリトル東京化しているソイ71の入り口近辺は、飲食店の家賃相場が半年で3倍以上に跳ね上がっているとのことだ。日本人経営者などが更新時に敬遠して移転する可能性もある。うまくそのあたりがクリアできれば、この地域は日本人向けにさらに発展しそうである。
【編集 : 高田胤臣】

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