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バンコクの不動産投資はまだまだ全盛期? 日本円で億を超えるマンション

Global News Asia / 2018年10月24日 9時15分

本文の1億5000万円相当の物件はタワーの中でも安い方の部屋になる。50階以上の最上階には住民専用のバーなどもある。(高田胤臣撮影)

 2018年10月24日、経済的な発展が著しいバンコクは、この10年ほどは不動産投資が人気で、バンコク中心地は雨後の筍のように背の高いタワーマンションが建設されている。
 
 分譲マンションを購入し自分で住む人もいるが、大半が投資用だ。主に賃貸で店子を募り、高級感のある内装をしつらえることで高額の家賃収入が期待できる。日本人在住者向けに賃貸仲介を行う「ディアライフ」では5万バーツから10万バーツ未満の物件に人気が集まる。この金額で貸すことができれば、日本円で約17万円から35万円相当が毎月入ってくることになる。富裕層に貸すことができればそれ以上の家賃収入を期待することも可能だ。

 しかし、リスクも少なくない。都心部は高額で貸せるか貸せないかに関係なく世界中の投資家が物件を購入するため価格高騰が起こり、まず物件を手に入れるために高額の資金が必要になる。タイでは外国人の不動産購入はマンションに限られているため、余計に人気が集まるのだ。今年8月にもスカイトレイン沿線で人気のエリアにオープンしたタワーマンションは140平米程度の広さで1億5000万円もする。

 これまでであれば人気物件になり得るタワーマンションは建設開始時点で完売ということが多かった。タイのタワーマンション建設は、建設開始前に購入希望者を募集する。建設開始から完成までの数年間に頭金分をローンで支払い、完成後に残りをローンで支払う。ところが物件が高額になったことで、完成後のローン審査に落ちてしまう投資家も増えてきた。

 そのため、最近は超人気タワーマンションも完成後に全戸の10%程度が空き家になるケースも出てきている。建設前に購入することが一番安いが、転売で購入するよりも安く買えるので、実は完成直後のタワーマンションは狙い目でもある。

 ただ、先のように分譲のひとつが1億円超であるため、賃貸で回収できるかどうかは投資家の腕次第ということになる。実際に高額で賃貸に出せるエリアはかなり限られている。しかし、自分で住む物件であれば、まったく問題はない。末永くタイで暮らそうという富裕層にはこういった超高級タワーマンションもおすすめである。
【編集 : 高田胤臣】

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