【ミャンマー】日緬交流イベント、森崎ウィンが席巻、等身大写真など乱立

ニーニーキンゾーさん(右)とデュエットする森崎ウィンさん(ヤンゴン、撮影:北角裕樹)

　2019年2月3日、ミャンマー最大都市ヤンゴンで日本とミャンマーの文化交流イベント「ジャパン・ミャンマー・プエドー」が開催された。メインイベントの音楽ステージでは、人気歌手のニーニーキンゾーさんや夏川りみさんが登場したほか、ミャンマーで人気上昇中の同国出身の森崎ウィンさん率いる音楽グループ「PrizmaX(プリズマックス)」が会場を沸かせた。

　イベントでは、日本企業などのブースが立ち並んだが、その中でも目立っていたのは、多くの企業にテレビCMなどで起用されている森崎さんだった。日清系の即席めんワーラーが、森崎ウィンさんの冠番組「ウィンズ・ショータイム」のメインスポンサーを務めているほか、サントリー系の栄養ドリンク「ブランズ」も森崎さんを起用して大規模な宣伝を展開している。また、森崎ウィンさんが旅行番組に出演したNHKワールドなども、等身大の写真ボードを立ててアピールした。こうした写真ボードでは、多数のミャンマー人が携帯電話で記念撮影をしており、森崎さんの人気を見せつけ、来場した日本人ビジネスマンは「まるで森崎ウィン祭りだな」と感想を漏らしていた。

　同イベントは今年で5回目。音楽ステージのほか、企業ブースや日本食などの屋台が並び、日本ファンのミャンマー人ら2万人が詰めかけた。
【取材/執筆 : 北角裕樹】