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韓流人気のミャンマー、日本勢が地上波にポケモン投入 「お家芸」アニメで巻き返しへ

Global News Asia / 2019年4月25日 9時15分

記者会見でダンスを披露するピカチュウ(ヤンゴン、撮影:尾川直人)

 2019年4月23日、日本のNHKグループやクールジャパン機構が出資する企業が事実上運営するミャンマーの地上波放送MNTVは記者会見を開き、4月27日からポケットモンスターのアニメの放送を行うと発表した。ポケモンがミャンマーのテレビで流れるのは初めてという。毎週土日の午前8時と午後6時に放送する。ミャンマーでは韓流ドラマの人気が高いが、日本勢は同国でのゲームなどを通じて人気の高いキラーコンテンツを投入することで、逆転を狙う。

 記者会見には、ピカチュウの着ぐるみが登場して、ダンスを披露した。MNTV編成局長のエインドラチョーさんは「ポケモンの困難に立ち向かい、乗り越えていくというメッセージを今回の放送で伝えたい」と話した。まず最新シリーズの「サン&ムーン」を放送し、その後視聴者の反応次第で別のシリーズの投入を検討する。

 ミャンマーでは、ポケモンはインターネットを通じて若い世代に親しまれているほか、2016年にはスマホゲームの「ポケモンGO」がブームとなったことなどから知名度が高い。ミャンマーでは韓流ドラマが人気で地上波放送でも多数放送されているが、日本勢はお家芸のアニメのキラーコンテンツを放送することで巻き返しを図る。
【取材/執筆 : 尾川直人】

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