文在寅韓国大統領は情報収集能力0『一度言った言葉は戻らない』北朝鮮より劣る危機管理意識
Global News Asia / 2020年2月7日 13時30分
2020年1月20日、韓国の文在寅大統領は、年頭記者会見で「金剛山個別観光のようなものは国際制裁に抵触しない」と自信満々で語った。そして統一部は、旧正月直前に、中国を通じた個別観光を推進する具体的ルートを提示した。国交がないから、韓国から北朝鮮には行けないが、中国経由ならば行けるとしたのだ。これに関しては、ハリス駐韓米大使は、米韓での綿密な議論が必要だとしたが、文大統領は、それを完全に無視した強い意思で訴えたのだ。
そこに、新型コロナウィルス(武漢肺炎)が発生した。
北朝鮮は今まで受け入れてきた中国人観光客を遮断し、外国人全面入国禁止措置を発表した。これは、自国民を守るということでは正しい政府の在り方だ。目先の外貨稼ぎよりも、まず、新型コロナウィルス(武漢肺炎)患者を出さない。医療・防疫インフラが劣悪で、感染者が発生すれば的確な対応ができない可能性が高い北朝鮮の方が、危機感は高い。防疫対策として選択の余地がない。
この選択は初めてのことではない。アフリカのエボラウィルスが流行した2014年10月~2015年3月までの半年以上に渡り、すべての外国人の入国を禁止し、国民の出入国も最小限にしたのだ。中国も韓国もはるかアフリカの流行など歯牙にもかけなかった。しかし、北朝鮮は、北朝鮮に赴任する外交官でさえも2週間ほど隔離した。その上で症状がなければ正常業務につかせた経緯がある。
そのように、国際病と言えるものには厳格である北朝鮮に対して、韓国の個別観光提案を受け入れるかというと、それはあり得ない。
突然発生したかのように思われる武漢肺炎。しかし、武漢肺炎を発見した中国の医師も罹患し死亡した。最初から注目していれば、20日に軽々しく発言できた内容ではないことは明確だ。政府=文在寅大統領が急いで発表した。この批判は免れない。
【編集 : RO】
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