日本橋トラベラーズクラブ「絶滅危惧種・固有種に出会う探検ツアー」ASEANツーリズム・アワード受賞
Global News Asia / 2020年3月29日 12時0分
国際機関日本アセアンセンターは、ASEAN諸国の魅力の開発・紹介に貢献する、優れたツアー商品を表彰する「ASEANツーリズム・アワード・ジャパン2019」を実施した。「~ウォレス線を越えて絶滅危惧種・固有種に出会う~スマトラ島・スラウェシ島 ネイチャーリング探検ツアー」を、サステナブル・ツアー賞に選んだ。
旅行会社 : 株式会社日本橋トラベラーズクラブ
オペレーター: アドベンチャー・インドネシア
航空会社 : ガルーダ・インドネシア航空
12名限定の同ツアーの訪問先はスマトラ島・スラウェシ島。絶滅危惧種や固有種、特異な生き物の宝庫。日本では見られない種もたくさんいる。
このツアーでは、バビルサやカオグロサイチョウなどのいるナンツ自然保護区や、表情でコミュニケーションをはかるクロザル、世界最小のサルとして有名なタルシウスが生息するタンココ自然保護区などを巡る。
多くの旅行会社から動物に関するツアーが発売されているが、動物を見て、写真に収めるのだけの旅がほとんど。もっと生物について知識を深め、絶滅の危機に瀕している生物への理解や自然破壊、地球温暖化などの環境問題に向き合う旅の提供を目指して作られたこのツアーは、別次元の体験となるはず。
1859年にチャールズ・ダーウィンが「種の起源」を世に出す少し前、同じように生物の進化の秘密に到達したアルフレッド・ラッセル・ウォレスは、インドネシアの島々やマレーシアの大自然の中に生物分布の境界線を見つけた。
ダーウィンの進化論で有名なガラパゴス諸島は広く知られ、観光地になっている。そこで焦点を変えて、ダーウィンと同様に進化論にたどり着いたウォレス、そして彼の活躍した舞台であるインドネシアに注目した。彼が発見した生物相区域の境界線(ウォレス線)を跨ぐことで東洋区とオーストラリア区の2種の生物相を観察できる。中でも固有種を多く保有するスラウェシ島をオーストラリア区から選び、さらに東洋区の生物相も観察する為にスマトラ島も訪問し、両者の比較を楽しめる旅に仕立ててある。
アピールポイントは、1. 2つの生物相を跨ぐため、多種の生物観察が可能。2. 旅行先として珍しいスマトラ島に行くこと。3. 絶滅危惧種のバビルサをウォッチング。4. アルフレッド・ラッセル・ウォレスという人物を旅の中で取り上げることで、生物進化の不思議に触れることができ、新しい視点で動物観察を楽しむ、その一歩になるような旅を実現したこと。
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