【ミャンマー】新型コロナ軽症者用入院施設、民間の寄付でヤンゴンにオープン
Global News Asia / 2020年10月14日 6時0分
2020年10月11日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで、コロナ第2波の対策として、仮設の軽症患者向け入院施設「インヤーセンター」が運用を始めた。
民間企業の寄付10億チャット(約8000万円)で設立されたもので、516人の患者を収容し無償で治療サービスを提供できる。ミャンマー政府は急増する感染者に対応するため入院施設を急ピッチで建設しているが、圧倒的に不足する状況が続いている。
インヤーセンターは、カンボーザ銀行とメディア企業のシュエタンルインが資金を拠出し、コンベンション施設を改装した。ミャンマーでは10月13日までに、全国のコロナ感染確認者は2万9000人以上で、そのうち8割がヤンゴンで感染確認されている。毎日1000~2000人の新規感染者が見つかっており、入院施設が追いついていないのが実情。このため、同センターは10日間の突貫工事で簡易入院施設用に新装した。
このインヤーセンターでは、感染者の居住空間と、医師らがいる空間を隔離。医師はガラス窓越しに非接触で診察するため、院内感染のリスクが少ない。酸素ボンベなども設置。子どもが遊ぶ空間や本棚などを作って、患者の精神的な不安にも配慮した。広報担当のゾーエイナウン氏は「患者が隔離されていると感じないように、卓球台や本棚、カフェスペースを作った」と話している。
【取材/執筆 : リンニャントゥン】
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
高い致死率 マダニ媒介感染症「SFTS」東進拡大 ペット通じた感染も
産経ニュース / 2024年4月16日 8時0分
-
男女20人が相次ぎ死亡した、北朝鮮「新義州ホテル」の闇
デイリーNKジャパン / 2024年4月16日 4時31分
-
情は人のためならず「想像を超えた難事の日々」海外邦人を支える元外務省医務官のメッセージ
Japan In-depth / 2024年4月8日 23時30分
-
「子どもへの医療」こそ、世の中で"最高の投資"だ カンボジアの医療に学ぶ"お金のリテラシー"
東洋経済オンライン / 2024年4月6日 9時40分
-
麻しん(はしか)の流行に備えるために(前編)
Japan In-depth / 2024年3月28日 12時7分
ランキング
-
1中国の産業スパイ活動に警戒すべき、独情報機関が国内企業に警告
ロイター / 2024年4月25日 1時5分
-
2米軍がニジェールから撤収へ アフリカの過激派監視拠点 ロシアは軍事顧問派遣、強まる影響力
産経ニュース / 2024年4月25日 17時18分
-
3[深層NEWS]北朝鮮の弾道ミサイルは「韓国の軍事基地が目標」…小原凡司氏
読売新聞 / 2024年4月25日 0時8分
-
4北朝鮮、岸田首相の真榊奉納を非難
時事通信 / 2024年4月25日 12時9分
-
5ロシア情報機関、国防次官を拘束…業務関連契約で不正な利益を得ようとした疑い
読売新聞 / 2024年4月25日 13時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください