【コラム】連想するなって言われても、しちゃうよね ニンニク・パワー韓国

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　壇蜜さんが、亀の頭をなでる宮城県観光CMが物議をかもしだしたのは、2017年…コロナ禍になる前だったのか。あくまでも「殿方」に来てもらおうという男性:首長達総意ので制作されたのかもしれない。改めて見ると「いっちゃう…」「ほしがりなんですから…」「上に乗っていいですか…」「きもちいいですかあ～」。知事はそんな意図はないと当時否定していたが、やっぱり、CM制作会社のエロオヤジ(これが女性だったら、びっくり！ )のアイディアなんだろうな。物議をかもしだして人目を引こうとすることと、女性を道具に使うことはまったく違う。

　この夏、韓国でも、似たような広報動画がしでかしてしまった。ニンニクに、強壮効果があることは、ある程度大人であれば知っている。ただ、それ以上に健康増進もあるし、お料理に使っても食欲増進になる。ニンニクは、強壮だけではない。そういう面を引き出せない作り手がバカなのかもしれない。

　女性が服装を整えながら客を迎える。その客は、ニンニク型の人形。その太ももをなでながら「硬いね…」「球が本当に大きくなって…」(韓国には映倫がないのか！ )。果ては、「したいようにして～」。

　制作側の言い分は、映画「マルチュク青春通り」のパロディなのだとか。にしては、作者の許可は得られたのだろうか。

　女性団体が「男性と女性を性的対象化して、農民が苦労して作った農作物までも、性的対象化した行政は謝罪せよ」というのは、もっともかもしれない。

　おそらく、行政のトップと周辺は、内心「何が悪いんだよ～」と思いつつ「配慮が足りませんでした」と動画を削除するのだろう。削除しても魚拓は残る。

　おっさんは、エロがすきだな。おばちゃんは、エロスを求めているけれど。エロはほぼ、下品なものである。

　韓国の象徴的な臭いと言える、ニンニクも、災難だ。いや、人災だ。
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