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【タイ】巨大化した両腕に苦しむ女性=日本からの連絡を待つ日々

Global News Asia / 2014年9月15日 10時8分

巨大化した腕と指ではできることも限られている。重さと自由が利かない状態は今も彼女を苦しめている。

 2014年9月13日、タイ英字紙が伝えたところによると、巨大化した両腕のために苦しみ続けている女性がいる。これまで人目を避け続けていたこの女性は、いま日本での治療に希望を託して、連絡を待ち続けているという。

 タイ東北部スリン県に住むドゥアンチャイさん(58歳)は、これまでその肥大した両腕のために、世間の目から隠れ、ほとんど隠遁生活を送っていた。しかし、最近になって、アメリカのドキュメンタリー番組の取材を受けたことから、彼女のことが世間に知られるようになった。

 このドキュメンタリー番組の中で、専門医は、この症状は先天性の脂肪腫症で、手や足などの身体の一部に脂肪などが溜まり巨大化するもので、現在治療法はなく、不治であると解説した。

 彼女の両腕は、皮下に脂肪が溜まり、とても大きく腫れ上がっている。さらにそれは非常に重く、左腕だけで10キロ、右腕は13キロの重さがあり、彼女自身も辛いと訴えている。

 県の取材するスポーツ大会に姿を現したドゥアンチャイさんは、マスコミや住民たちの奇異の目に晒された。これまで彼女は人目を避けるために、学校へも通えず、家に閉じこもっていたと言う。

 これまでも、タイのいくつかの大学病院などで治療を試みてきたが、治療法はないとされてきた。彼女は王室系のNGOから援助を受けていたが、母親が病気を患ったために辞退せざる得なかった。

 2013年10月、日本の番組制作者が彼女を訪ね、日本の大学病院(原文ではKiatsato Univ.)に診察のために連れて行った。MRIなどの精密検査を受診して、腕の中の具体的な状態や症状は判明したという。

 しかし、その時には脂肪切除の手術はできなかった。彼女の前にすでに6人が手術の順番を待っていたのだ。

 いまドゥアンチャイさんは7番目という自身の手術の順番が来る日本からの連絡を、スリン県バーン・カラトン村の自宅で待ち続けている。

【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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