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あなたは大丈夫?実は異性化糖の多い清涼飲料水を飲み過ぎると体がどんどん老ける

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月22日 11時0分

あなたは大丈夫?実は異性化糖の多い清涼飲料水を飲み過ぎると体がどんどん老ける

(※写真はイメージです/PIXTA)

できれば老けたくないですよね。和田秀樹氏監修の書籍『老けない習慣ベスト100』によると、老化を予防する食事や食べ物があるそうです。一体どんなものでしょうか? 本書から詳しく紹介します。

清涼飲料水を飲み過ぎると、体がどんどん老けていく!

特に暑い夏の日は、冷たい清涼飲料水の誘惑になかなか勝てないものです。そんな冷たくて甘く飲みやすい清涼飲料水を頻繁に飲んでしまうと、体の内側から老けていくかもしれません。清涼飲料水の甘味成分が悪影響を及ぼす可能性があるからです。

その甘味成分は、砂糖ではなく、「ぶどう糖果糖液糖」「果糖ぶどう糖液糖」と呼ばれる「異性化糖」によるものです。特徴は、低温下では砂糖より強い甘味を感じさせて、さらに単価が安く、清涼飲料水や調味料、乳製品、冷菓、パンなどの加工食品に幅広く使われているところです。この異性化糖が問題となる理由が、老化の大きな原因である体の「糖化」を進行させやすいという点です。

自然由来のブドウ糖に比べて、約10倍の速さで体内のタンパク質と糖が結びついて糖化が進んでしまい、生活習慣病や認知症、シミやシワなどの原因となるAGEs(エイジス)を増やしていくリスクがあるとされています。AGEsは、食べ物を焼き過ぎるとできてしまう「焦げ」状態と同じもの。このAGEs が、体内のいたるところに蓄積されて、病気の原因や老化の原因となっていくわけです。

ちなみに、カリカリと香ばしくておいしい「お焦げ」はAGEs そのものなので、老化防止の点からいえば、食べ過ぎに注意です。高温で調理されたものほど食品中のAGEs は多くなり、調理法では「蒸す」「ゆでる」「煮る」「炒める」「焼く」「揚げる」の順に食品中のAGEs は多くなります。

最も少ないのは「生」状態の食品です。老化のスピードを緩めたいなら、異性化糖の多い清涼飲料水をほどほどにしたり、揚げたり、焦げたものをなるべく食べないように気をつけるべきでしょう。

若々しさを保つためのステーキの焼き加減と、焼肉の老けない焼き方を伝授

ステーキを食べるときには、人それぞれ焼き方や焼き加減にこだわりがあるものです。血の滴るようなレアから、ほど良く火を通したミディアム、こんがり焼いたウェルダンまでありますが、老化を防ぐ焼き加減は、もちろんレアになります。

これは前述のAGEs の観点からレアをすすめるわけですが、もちろん生肉が一番AGEs が少なく、表面を軽く炙っただけの超レアであれば生とほとんど変わりません。この超レアとしっかりと焼くウェルダンでは、AGEs の量が約15倍も違ってきます。

たんぱく質を効率よく摂取するためにステーキをと思っていても、老化を考えるなら、食べものから摂取するAGES を少なくすることが肝心です。牛肉のステーキは、ウェルダンやミディアムではなくレアを。さらにいえば、牛肉ならステーキではなく、しゃぶしゃぶにするとAGEs の量を抑えられます。

もうひとつ、牛肉を自分の好きな焼き加減にして食べられる焼肉ですが、こちらも「老ける焼き方」と「老けない焼き方」があります。まず片面を焼き、焼き色がついてからひっくり返し、もう片面にも焼き色(さらには多少の焦げ)がついたら食べる、という焼き方が普通かと思います。

香ばしさも手伝ってお肉をおいしくいただけると思いますが、これではAGEs が増える「老ける焼き方」になっています。一方、「老けない焼き方」は、頻繁に肉をひっくり返しながら、表面に強い焼き色をつけないように火を通していく焼き方になります。この焼き方の違いでAGEs の量を2〜3割も減らすことができます。ぜひ試してみてください。

老化を防ぐ「タイムリー・ニュートリション」理論で、朝食にいいものを紹介

老化を防ぐ食事とは、具体的に一体どんなものを食べたらいいのでしょうか。そこで、アンチエイジングの第一人者と言われるフランスのクロード・ショーシャ博士の「タイムリー・ニュートリション」理論を紹介します。

ハリウッドセレブなどを何人も顧客にもつショーシャ博士が提唱しているアンチエイジング理論です。これは、臓器にはそれぞれ活動している時間と休んでいる時間があるため、活動時間に合わせた食事をすることで、内臓負担や細胞の炎症が減るというものです。この理論では朝、昼、夜などそれぞれの時間帯で臓器の活動に合った食事をとることを推奨しています。

【朝食(7〜9時)】 朝は肝臓の働きが活発になり、脂肪を代謝してたんぱく質の合成が進む時間帯です。朝食は1日のエネルギーのもとになる脂肪と新たな細胞の原料となるたんぱく質を摂りましょう。たとえば、たんぱく質と脂質が豊富な卵や魚、鶏肉などです。また、エネルギーを燃焼させるためには少量の炭水化物も必要になるので、ご飯一膳やパン1枚くらいの炭水化物を摂取するのが望ましいです。

さらにできれば、抗酸化物質を含むトマトやパプリカ、ほうれん草などの野菜も一緒にとれるとベストです。 朝は膵臓の動きが活発ではないので、糖分を分解するインスリンの働きが十分ではありません。砂糖を入れたコーヒーやジャムをたっぷり塗ったパンのように糖質の多い朝食は、体には負担になります。

和田秀樹 医師

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