「遺言書がない」「名義変更や解約ができない」をおさえた圧倒的1位は?…相続経験者が選ぶ〈相続で揉めやすいトラブル〉ランキング
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月25日 11時45分
(※写真はイメージです/PIXTA)
フィクションでもよくテーマになっている「相続」にまつわるトラブル。普段はなかなか顔を合わせない親族が財産について話し合う場では、揉めやすいというのも致し方ないのかもしれません。実際に起きやすいトラブルとしては、どういったものがあるのでしょうか。株式会社NEXERが発表した「相続時に揉めやすいことランキング」より、詳しく見ていきましょう。
相続時に“揉めやすい”ことは?
親族が亡くなると、各種手続きや葬儀などやらなければならないことがたくさんあります。そのなかでも、相続に関してはトラブルが起きやすく、苦労する人が多いようです。どういったトラブルが起きやすいのかを知っておくことで、対策がしやすくなるかもしれません。
そこで今回、「相続時に揉めやすいことランキング」を発表します。では、第3位から見ていきましょう。
第3位 遺言書がないことに関するトラブル
3位は、「遺言書がない事に関するトラブル」がランクイン。遺言書がないことで、遺産分割に関して揉めやすいのだといいます。生前贈与の状況がわからないことや、借金も相続しなければならないことなどがトラブルを生み出す原因に。
遺言書は本人が自筆で作成することができますが、正しく作れていないと無効になってしまうこともあるため、注意が必要です。遺言書がない状態で相続することになった際は、弁護士に仲介を頼むことも考えておきましょう。
第2位 名義の変更や解約などができない
2位は、「名義の変更や解約などができないこと」でした。名義の変更や解約は本人でなければスムーズにできないことも多く、苦労する人が多いといいます。
1つ1つの手続きに時間がかかるほか、故人が契約していたサービスを全て把握することにも大変な労力がかかります。サブスクリプションサービスなどが普及した現代では、“デジタル終活”という言葉も生まれているようです。生前のうちにエンディングノートなどを活用することで、家族の負担を減らすことができます。
第1位は、「分配に関するトラブル」
1位は、「分配に関するトラブル」でした。やはり揉めやすいのは遺産分割に関すること。
不動産や有価証券、美術品などは価値が変動するため、公平に分けることが難しく、トラブルの元になってしまいます。親族で均等に分けるのか、お世話をしていた人に多く分けるのかといったことのすり合わせも大変です。
遺産分割がスムーズに行われない場合、家庭裁判所での調停・審判が必要になるほか、各種相続税控除が受けられなくなってしまうおそれもあるのだとか。大切な人や自分の財産を守るためにも、遺言書は書いておくのがよいでしょう。
相続時に「揉めやすいこと」ランキング
以上、TOP3を見てきました。
「相続時に揉めやすいこと」のランキング結果、第4位以降はこちらからチェック!
普段から兄弟や親族と密に連絡を取っていても、お金や財産の問題に直面するとトラブルが起こってしまってもおかしくありません。
いざというときのため、どういったトラブルが起きやすいのかを把握して対策を始めておきましょう。
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