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お願い、助けて!年金月15万円「高級老人ホーム入居」の78歳義母からの電話…高速を走ること1時間、駆けつけた45歳嫁が息をのんだ「まさかの惨状」

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月22日 5時15分

お願い、助けて!年金月15万円「高級老人ホーム入居」の78歳義母からの電話…高速を走ること1時間、駆けつけた45歳嫁が息をのんだ「まさかの惨状」

(※写真はイメージです/PIXTA)

高齢者にとって、自宅に住み続けることが不安要素という場合も。その場合、老人ホームに入居することが、ひとつの解決策に。しかし、老人ホームに入居したから問題解決、といかないこともあるようです。

8人に1人は「義両親とうまくいっていない」

何かと話題になることが多い義両親との関係。株式会社しんげんが既婚の男女にアンケート調査を行ったところ、「義両親との関係は良い*1」が46.5%、「普通」が40.5%。そして「仲が悪い*2」は13.0%でした。8人に1人は、義両親との仲(の悪さ)に悩みを抱えているといえそうです。

*1:「そこそこ仲が良い」「とても仲が良い」の合計

*2:「あまり仲が良くない」「とても仲が良くない」の合計

斎藤恵子さん(仮名・45歳)は、義母(78歳)との関係に悩んできたひとり。

――何かされたわけでもないのですが……とにかく馬が合わないんです、義母とは

特に合わないと思ったのが金銭感覚だとか。

――義母は自分にはお金を使うタイプ。そしてそれを自慢気に話す人。マウントをとってくるので、イラッとすることもしばしば

前出の調査で「義両親に対して苦手だと感じること」を聞いたところ、「苦手なところはない」38.0%を除き最も多かったのが「常識やデリカシーがない」で15.0%。「子離れしてない」「金銭感覚が合わない」がともに12.5%でした。

ケチだったり、その反対であったり。または「えっ、そこにお金を使うの?」という価値観かもしれません。義両親と金銭感覚が合わないと悩む人は結構多いようです。

【「義両親の苦手なところ」10選】

1.常識やデリカシーがない

2.子離れしてない

3.金銭感覚が合わない

4.自分勝手

5.話が長い

6.嫌味・陰口

7.過干渉

8.不衛生

9.説教・口うるさい

10.馴れ馴れしい・距離感

そんな義母との関係は、義父が亡くなり、残された義母が老人ホームへの入居を決めたことで変わろうとしているといいます。

――それまで義両親の家は近所だったので何かとストレスでしたが……義母が入居した老人ホームは、高速利用で車で1時間ほどのところ。今までのように頻繁に顔を合わせることはないと思うので、ホッとしています

高級老人ホームの自慢を散々していた義母だったが…

義母が老人ホームへの入居を決めたのは、高齢者の1人暮らしに不安を覚えたから。

――同居の話はあがらなくて、全部自分で決めてくれたのはよかった

と斎藤さん。ただ

――入居する老人ホームの自慢がすごかったですね。「新しいホームで設備が豪華」とか、「海を望めてロケーションが素敵」とか、「食事がまるで高級レストランのよう」とか。そんなの自慢されても、って感じですよね

ずいぶんと豪華なホームを選んだものだ、と半ば呆れたという斎藤さん。

――年金月16万円程度といっていた義母が、そんなホームに入居だなんて。ずいぶんと貯め込んでいたんですね

そんなやりとりも、義母がホームに入居してしまえば、ときに懐かしく感じるのではないか。そう考えていた矢先、事件が起きます。それは義母が老人ホームに入居して3ヵ月ほど経ったある日の夜のこと。きっかけは義母からの電話でした。

――義母がホームに入居して初めての電話だったので、珍しいなと思いながら出たんです。そしたら「お願い、助けて!」「お願い、迎えに来て!」とSOS。ビックリしましたよ

次の日、高速を走ること1時間。恵子さん、初めて義母が入居する老人ホームにやってきました。義母が話をしていた通り、リゾートホテルかと思うような立派な造りにロケーション。ひと目で高額の老人ホームであることがわかります。しかしホームに入ると、その印象はガラリと変わったといいます。

――なんか臭うんです。掃除の行き届いていないトイレのような。細かくみていくと汚れも目立つし……豪華な造りには似つかわしくない異様な雰囲気に思わず息を飲みました

義母の部屋に行き話を聞くと、入居当初、スタッフは経験値の低い新人が多かったが、すぐに辞めてしまい、今は明らかに人手不足。入居者のヘルプにも追いつかず、粗相をしてしまった入居者がいても、しばらく放置されることも多いといいます。そのためホームは常に「どこか臭う……」という状況に。清掃も大雑把で、細かなところまでは気が回らないようになっていたのです。

――こんな生活がしたくて、このホームを選んだわけじゃないの

混乱するホームの運営、期待はずれの高級老人ホームでの生活。義母が精神的に追い詰められていることは明らかでした。それであれば、まずは息子(夫)に相談をすれば良かったのに、と思いましたが、聞けば「そんなの今のうち。少しは我慢しなさいよ」と諭されたのだとか。救いを求めることができるのは、あとは仲が微妙な嫁だけ……という顛末だったのです。

新規オープンの老人ホームは設備は新しく、空きも多いことから、気に入った居室を選べることも。ただし想定通り入居者が集まらず運営が行き詰ることも。また「数少ないベテラン職員+大量の新人」という構図になることもしばしば。なかにはベテラン社員についていけず新人が大量離職→人手不足でサービスの質が低下、ということも。新設というメリットが、逆にデメリットとなることもあるので、老人ホーム選びは慎重に行う必要があります。

一時的に義母を連れて帰ったという斎藤さん(義実家は売却が決まり、帰ることができなかった)。義母はもう少しホームの様子を見極めて、必要であれば新しいホームへの転居も検討しているといいます。

[参考資料]

株式会社しんげん『「両親・義両親」に関するアンケート調査』

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