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「1000年前からあるんですかね、反抗期って」さみしい気持ちがお互いの距離を離した娘・賢子とまひろの関係性【吉高由里子に聞く】

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月29日 21時15分

「1000年前からあるんですかね、反抗期って」さみしい気持ちがお互いの距離を離した娘・賢子とまひろの関係性【吉高由里子に聞く】

NHK提供

俳優の吉高由里子さんが主演する大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合・午後8時)の第37回「波紋」が9月29日(日)に放送され、出演者の撮影現場からのコメントが聞ける「君かたり」が公式サイト内で更新された。今回は、まひろを演じる吉高由里子さんのコメントを紹介する。(※読みやすいようにコメントを一部編集・修正しております)

娘・賢子とは「さみしい気持ちがお互いの距離を離しちゃった関係性」

――久しぶりに為時邸へ帰って

私的には快適だったけどね(笑)。長袴もないからセットの中にずっといることもなく、自分で外に出ていけるっていう自力のすばらしさ。助けてもらうすばらしさも感じてはいるけど、自力で動けるすばらしさに羽が生えそうな日でしたね。

――娘・賢子との関係について もちろん母としてさみしいし会いたいし、っていう気持ちもあったかもしれないけれど、藤壺に上がるときにああいう別れ方をしてしまって、どこから縮めていいかわからない関係性のまま出てきちゃったっていう感じもあって、会いたい気持ちよりもやっぱりドキドキはしていたと思いますね。 何から話そうかとか、相手も会いたいと思ってくれていたらいいなって思って帰ったと思うんですけど、でもね しょっぱなからああいう感じになってしまって。そんな1000年前からあるんですかね、反抗期って(笑)って思ったけど。

でも為時さんが「お前によく似ている」って言ってくるし、自分でも自分を見ているようでちょっと昔を思い出すような気持ちで「悪かったな」っていう気持ちも出てくると思うし。それは大人になってから気づく。みんなそうだと思うんですけどね。

でも、やっぱりさみしい気持ちがお互いの距離を離しちゃった関係性だなって思うんですよね。賢子もさみしかったのにとか。「帰れなくてごめんね」とは言ってはいたけど、そのさみしいが埋められる時間の密度もなかったし、コミュニケーションの距離感とかもない。

いきなり 「Yeah!  Hey,bro!」 みたいな感じ無理じゃん(笑)。ギューってね。まひろも「ごめんね」ってギュってしてあげられたらよかったんだけど、そうもいけないタイプなんだろうね。まひろもね。お互いのさみしさが、二人の再会の溝が埋まらなかった感じになっちゃった日かなとは思うんですけど。

『光る君へ』

『光る君へ』は、平安時代中期の貴族社会を舞台に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公。のちの紫式部であるまひろが、藤原道長への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で「光源氏=光る君」のストーリーを紡いでゆく姿を描く。脚本を手掛けるのは、『セカンドバージン』や『知らなくていいコト』『恋する母たち』などで知られる大石静さんで、今回が2度目の大河ドラマ執筆となる。

THE GOLD 60編集部

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